KUROADでしまなみ海道!

エネルギー補給を済ませたら、しまなみ造船の横を駆け抜けて今度は大三島橋を渡ります。それにしても各橋とも全然スタイルが違っていて飽きが来ませんね。

さらに海岸沿いを走ること約15分、多々羅大橋を望む道の駅多々羅しまなみ公園に到着しました。大島脱出に1時間以上かかったのがウソのようです。

有名なサイクリストの聖地碑で記念撮影。ちゃんと自転車で来ました。

時刻はもう14時を回っているので先を急ぎます。ここタンデム自転車走れるんですか。

多々羅大橋を渡るといよいよ広島県です。あと半分頑張るぞ。

そうして足を踏み入れた生口島はレモンの島として知られていますが、さっそくレモン畑がお出迎えしてくれました。レモン畑の間を突っ切っていくのは実に爽快です。

15時、瀬戸田港に到着。日も傾き始めていますし、ここから尾道への航路でワープ…と思っていたのですが、なんとちょうど目の前で出航してしまいました。次の船は2時間後…どうしましょう…

結局、島ごころで焼き立てレモンケーキを食べたのち、ひとまず先へ向かうことにしました。夕方になったのもあるのでしょうか、生口橋はこれまでと比べて交通量がかなり多いように感じられます。

橋の上からは生口島北インターを見下ろせます。ちょうどトラックがやってきました。

因島に入ってからは脇目もふらず進んできたのですが、ここでついに日没を迎えてしまいました。優れた夕景を見られた多幸感と尾道までまだ15キロもあるという焦りが入り混じり、何とも言えない心持ちでした。

色々悩んだ末、もう少しだけ進んで重井東港から尾道への船に乗ることにしました。実はこれ先ほど言っていた瀬戸田~尾道航路の次の便なのですが、いくら生口橋が南の方で大きく迂回させられたとはいえ2時間でこれしか進めなかったとは…。

自転車を載せられる船というのはけっこうありふれた存在ですが、この〈CYCLESHIP LazuLi〉は自転車積載を前提に生まれた船。ロゴマークに自転車が描かれているほか、船体側面にもタイヤの意匠があります。

あとこの航路、自転車の持込料金が普通自転車500円/電動自転車600円と差があるんですよね。ふしぎ。

乗り込んだところにも駐輪スペースはあるのですが、せっかくなのでスロープを伝ってトップデッキに上げてもらいました。どんどん黒く染まっていく空をKUROADとともに眺めるのは格別です。ただ風が容赦なく吹き付けてきて耐えられないほど寒い…。

客室を占領していたツアー客を尾道新浜で下ろし、わずか20分で尾道駅前に到着。暮れなずむ様子から尾道の夜景まで堪能できて最高でした。全人類乗るべき。

そんなわけで最後船でワープすることにはなりましたが、無事しまなみ海道を制覇できました。とはいえ今回走れなかった残りの区間はもちろん、途中のスポットをじっくり楽しむことも叶わなかったのでぜひまた訪れたいところ。しまなみレンタサイクルやGIANTストアのレンタサイクルも気になりますが、やっぱりKUROADでリベンジしたい気持ちもあるのでKUROADがしまなみ海道に展開してくれたらな、なんて思います。

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