その昔、幕張新都心に颯爽と現れ、瞬く間に消えていった幕張新都心コミュニティサイクル“マックル”。それと同じシステムが高崎で生き残っていると聞き、体験しに行きました。
高崎駅に降り立ち、バスロータリーを越えると、見覚えのあるラックと案内看板が現れました。
利用エリアが指定されています。マックルも幕張新都心だけとあった気がしますが、守ってる人いるんですかね…。
ひとまず1台だけ残っていた106号車を借りることにします。marukinのレイニーホームというごく普通のママチャリです。
ハンドルの根元に取り付けられたコインキーに100円玉を差し込みます。
高崎市街の観光名所は把握していないのでひとまず各ポートを巡ってみることに(ポート外では駐輪できませんしね)。
エリアの西端までやってきましたが、一向にほかの車両を見かけません。これは一体…。
駅西口から数えて7個目のポートにしてようやくほかの車両にありつけました。しかし夕方の百貨店ならばもうすこし台数がいてもいいような…。
ぽこっと北に飛び出したところに存在する群馬銀行田町支店前のポートにも1台。先ほどからほかの車両を見かけるたびにそちらに乗り換えているのですが、10個ポートを回ってきて利用したのはわずかに2台。ほんとにみんなどこ行っちゃったの…?
シネマテークたかさきの向かいあたりに高崎市の道路元標を見つけました。結局これが今回唯一の観光といえそうなものに…。まじなにしてるんだろ。
余談ですが、高崎市街は群馬バスを筆頭に群馬中央バス、上信電鉄バス、関越交通とさまざまなバス会社が入り乱れます。ポートめぐりの合間にやってきたバスを撮影していましたが、色々な塗装の車両が来て飽きませんでした。
なんとか全ポートを巡り駅前に戻ってくると、示し合わせたかのように他号車もやってきました。時刻は17時過ぎ。はたして皆どこへ行っていたんでしょうかね…。
なお、帰ってきた自転車たちはまたすぐに他の人に借りられていきました。行先はおそらく個人宅の駐輪場でしょうから、利用が多いことを素直には喜べません。
自転車を返却し、忘れずに100円玉を回収して利用終了。
気軽に利用できるのは嬉しいですが、利用者のマナーが低下して利用できる自転車が皆無となるなら意味はありません。HELLO CYCLINGもいちど会員登録をしてしまえば以降は手軽に利用できるわけですし、会員の登録制度は実施しておくべきでしょう。
それにしても、このような利用実態を運営が知らないことはないはず。どうしてこの状況を放置しているのか理由を尋ねてみたいところではあります。
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