千葉市シェアサイクルオープンデータを分析してみる

千葉市シェアサイクルオープンデータ
千葉市は、シェアサイクル事業の実施により取得したデータを、オープンデータとして公開します。

2019年7月25日、千葉市シェアサイクルのオープンデータが公開されました。実験の期間自体は2018/03/26~2019/09/30ですが、掲載されているのは2018/04/01~2019/03/31のちょうど1年分。今日で実験期間満了ですしちょっと分析してみましょう。

とはいえ市の方でも利用動向の分析を行い、これを公開しています。そこで今回は市の報告に掲載されていないなかで個人的に気になる
・幕張新都心~千葉都心相互間の利用
・千葉県外との利用
・千葉市北部のポートの利用

の3点に絞って見ていきます。

1.幕張新都心~千葉市街相互間の利用

千葉市シェアサイクル実証実験は当初幕張新都心と千葉都心の2エリアで始まりました。おそらく各エリア内の利用だけでなく幕張新都心と千葉都心の回遊も狙っていたのでしょう(その半年前にはツインシティライナーちばまくなるバスを運行させ始めましたし)。市の報告に掲載されていないのが不思議なくらいですが、ひとまず見てみます。
※なお、ここで幕張新都心とは美浜区ひび野・中瀬・打瀬・若葉・浜田・豊砂・美浜千葉都心とは中央区富士見・栄町・中央・市場町・長洲・港町・神明町・問屋町・出洲港・中央港・新宿・新町・新田町・千葉港・登戸1丁目のエリアを指します。

データを検索してみたところ、千葉都心→幕張新都心の利用は249件、幕張新都心→千葉都心の利用は316件見つかりました1日1件に満たないほどのペースです。もう少し多いと思っていたのですが…。
利用者アンケートでもシェアサイクルを利用したい最長距離は自転車で30分程度以下と答えた方が8割以上なので私(とその周辺)が思っているほどシェアサイクルの中長距離利用はメジャーでないようです。

2.千葉県外との利用

オープンデータを開いてみて、最初の利用データの出発地がアリオ葛西だったことには笑わざるをえませんでした。私自身はじめは30㎞近く離れた都内まで自転車を漕いでいくなど正気の沙汰ではないと思っていましたが、実際やってみると2~3時間ほどですんなりと到達できてしまい、以来何度も東京行きを決行しています。車両の流入状況を見ても千葉県外との利用はけっこうポピュラーなようです。

残念ながら今回のデータは千葉市内のポートに返却されたもののみを対象としているらしく、千葉県外へ出ていった利用については把握できません。それでも、千葉県外からやってきた利用が東京都内発64件、埼玉県内発2件、栃木県内発1件の計67件も確認できました栃木県内発なんてそんな遠方からのライド誰がやったんですかね…(すっとぼけ)
うち4件(都内初2件、埼玉県内発1件、栃木県内発1件)は2019/03/26に実施したシェアサイクルミーティング2019のときのものですが、それを除いてもざっくり6日に1回県外から自転車がやって来ていることになります。定期的に県外からの利用があることは確認できましたが、一方で他地区から流入してきている自転車の台数は67で済むと思えず少々疑問が残ります。おそらく運営が持ち込んでいるのでしょうけれど。

3.千葉市北部のポートの利用

2018年8月ごろよりダイチャリのセブンイレブン提携により千葉市北部のセブンイレブン7店(千葉山王町・千葉大日町・千葉鉄工団地・花島町・千葉柏井1丁目・千葉みつわ台北・千種)にポートが設置されました。千葉柏井1丁目店のポートなどは八千代台駅徒歩圏内ということで弊サイトでも紹介しましたが、利用率がよくなかったのか2019/01/18をもって廃止されてしまいました

オープンデータによるとこれら7店を出発地とする利用は130件、開設期間はおよそ5カ月ですので7店合わせても1日1件利用されるかどうかという状況だったことになります。たしかにこれでは存続は厳しいでしょう。

一方で、7店を目的地とする利用は発見できませんでした。これはおそらく同ポートの廃止後、ポート番号が朝霞市内のポートに転用されており、7店を目的地とするデータが埼玉県のデータと判断され除外されてしまったものと思われます。オープンデータを公開するにあたっては是非こういった点を事前に確認しておいてほしいですね。

さて、話が横道にそれてしまいましたが、実は最近せんどう長沼店などシェアペダルの手によってふたたび千葉市北部への進出が図られています。せっかく千葉市でシェアサイクルを採用しているわけですし、今後千葉市北部の隅々までポートが張り巡らされるのを望みます。


今回は時間がなく気になった3点に絞っての分析でしたが、このデータまだまだ調べれば面白い事実が掘り出せそうです。皆さんもぜひこのデータと格闘してみてください。

また、明日より本格導入となる千葉市シェアサイクルがますます発展していくことを願います。

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