岡山を巡るなら“ももちゃり”がいちばん!

ドコモ・バイクシェアやHELLO CYCLINGが全国に規模を拡大し一部では地元独自のサービスを飲み込んでいくなか、岡山では独自のサービスが残存しています。しかもこのサービス、クレジットカードなしでも普通に利用できるのです。真に誰でも利用できるシェアサイクル、念願かなって今回実際に体験してきました。なお、利用方法などシステムの概要はこちらの記事もご覧ください。

ということでまずは岡山市役所のポートにやってきました。平日朝だけあってポートは自転車で溢れかえっています。

まずはポート脇の端末で会員登録です。[登録]から[新規登録]にすすみ、名前と電話番号を入力します。

見づらい写真で恐縮ですが、つづいてプラン選択です。今回選んだのは「60分くりかえし利用」。なんとわずか200円(1回利用+100円)で60分以内の利用が24時間何回でも可能という超お得なプランです。1回あたりの利用時間に制限がある(※)とはいえ、こんな1日パス見せられたらドコモ・バイクシェアとか使う気失せますよ…。
※1回の利用が60分を超えた場合は100円/30分の超過料金が発生します。なお、24時間以内の上限額は1000円で、24時間を超過すると1日ごとに1000円ずつ加算されていきます。

ここで登録内容を確認し、SMSに送られてきた会員IDとパスワードを入力ICカードを「利用者カード」のところにタッチし、会員証として登録します。このとき、「料金支払い」のほうにタッチしないようご注意ください。

料金支払いは現金、交通系ICカード、クレジットカードの3種が利用できます。今回は交通系ICカードを選択しましたが、こんどは「料金支払い」のほうにタッチします。お間違えなきよう…。

これだけごちゃごちゃ書いていると面倒くさいなと思うかもしれませんが、写真を撮りつつながら登録には5分もかかりませんでした。これくらいの労力で街を縦横無尽に駆けめぐれる足を確保できるのはじゅうぶんに価値あることと思います。

さて、いよいよ実際に自転車を借りてみましょう。貸し出しは登録した会員証をラック左横のカードリーダーにかざすだけです。

自転車はPanasonic製の20インチ小径車。電動アシストはありませんが内装3段変速で平坦な市街地を走るには必要十分といった感じです。

南西端の大元駅のポート。朝ラッシュ時にはここから市街へビジネスマンが駆けていくのでしょうか。
岡山商工会議所のポートではスタッフが溢れかえった自転車を回収していました。
ラック数を超えて返却できるシステムではこういった再配置業務が欠かせません。
新西大寺町のポートは商店街の中に。ホントどこにでもポートがあります。
岡山駅東口のポートそばには自転車がまとまって置かれています。
実はコレ、利用の多いポート付近にあらかじめ予備の自転車を置いておき、再配置を迅速におこなえるようにする工夫なのだとか。
表町二丁目のポートは宇野バスのバスセンターの裏手に。乗り換えにも便利ですね(?)
石山公園でファジアーノ岡山FC塗装の車両を見かけました。地域との連携もきちんとおこなっているようです。

ポートめぐりと撮りバスをしていたらだんだん時間が無くなってきました…。

ということでなんと後楽園はポートだけ見てとんぼ帰りすることに。また来ます…。実はこの後楽園のポートめちゃくちゃ辿りつきづらいんですが、それはおいおいシェアサイクル名鑑にて…


余談ながら、途中通りがかった交差点では自転車通行帯が横断歩道に並行するのではなく角と角を直線で結ぶように設置されていました。自転車の走行実態に即した魅力的な配置だと思いますが、他地域には広まらないんでしょうか…。

こちらの交差点はまたちょっと違ったスタイル。二段階右折用の待機スペースがあっていいですね。
駅の北側の方には半分独立した自転車レーンも。対面通行なのはどうなのかと思いますけれど…。

北部のポートもちょろっと見て(岡山大学までは行けませんでした。これも次回の宿題ですかね)岡山駅西口のポートに返却。途中適宜自転車を交換していたので無事超過料金なしでまわりきれました。

ひととおり乗り回してみてキツかったのはJR線を越える跨線橋くらい。自転車の走行環境もなかなか整備されていますし、岡山を訪れた際はぜひ足として使ってみてください。そして頼むからドコモ・バイクシェアに吸収されないでくれ…!

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