新感覚のシェアサイクル“LUUP”

昨年5月にサービスを開始したLUUP。展開エリアになかなか用事がなく使う機会がありませんでしたが(あと社風がキラキラしててあんま好みではない…)、新宿や六本木方面にもエリアを拡大したと聞き、ようやく試してみることにしました。

そんなわけで新宿駅ほど近くのビルへ。駐車場への通路の一角という少々わかりづらい立地でしたが、アプリ上に案内写真が複数枚、さらには簡単な文章説明もあり、ほとんど迷わず到達できました。

アプリ上でバッテリー残量を確認し、QRコードをスキャンして解錠します。ここで特徴的なのが、QRコードを読み取ったあと目的地を選択しなければならないということ。ラストワンマイル利用ならばあらかじめ目的地も決まっているでしょうから、返却先を確実に押さえられるのは便利そうですが、今回のようにおためし利用だとどこまで行こうかちょっと悩んでしまいます(目的地は利用開始後でもアプリ画面左下の?マークから変更できるので適当に選択しとけばいいっちゃいいんですが)。

ハンドルの付け根のところにもQRコードのある車両もいました。こちらを読み取ってもOKみたいです。

それじゃあ出発とペダルを漕ぎだした瞬間、足がつんのめりました。機体が小さいぶんクランク径が短く、ほとんど踏み込めないのです。ペダルを漕ぐというより足踏みする感じ(イメージとしてはWii Fit Plusのサイクリング?)でした。
それでも、漕ぎ出しのアシスト力は他のシェアサイクルより遥かに強く感じられ、テンポよく足踏みするとグングン進んでいきます。慣れは必要ですが、個人的にはこの感じ、ハマりました。どれくらいスピードが出ているのか気になったものの、自転車に速度表示器はありませんでした。もっとも、ラストワンマイル利用ならそんなにスピードを出すことはないはずで、速度表示もいらないはずですが。

ちなみに、利用が開始されるとマップ上にピンク色の領域が現れます。LUUPでは、急な悪天候時などのためにポート外でも自転車を返却できる機能を設けているのですが、ピンクエリア内ではそれが禁止されているのです(エリア内のポートには返却可能)。

乃木坂駅近くで見つけたポート外停車機体。
ポート外停車機体を借りることもできるようですが、現状ポート外での返却はバッテリー切れによるものが多いらしく、なかなか機会に恵まれません。
30分で麻布十番まで行けると思ったのですが、道に迷ったのもあって青山どまりでした。

返却時は、緑の枠内に自転車を停めて鍵をかけ、アプリからライド終了を選択します。そしてここでも他にはないシステム、ポートに停車している機体(車両)を撮影するのです。車両がポート枠外にはみ出していないかチェックするというもので、ポートから自転車が溢れかえっているドコモ・バイクシェアなんかでも導入すればいいのに、なんて思います。

が、なんと機体を撮影した途端、アプリが落ちてしまいました。何度か試すも結果は同じ。
仕方がないのでサポートセンターに助けを求めます。アプリ左上のメニューバーからお問い合わせフォームを開き、連絡先とポート名および機体番号を送信。すぐにチャットが開始され、アプリの不具合の可能性が高いため運営側でライドを終了する、また当該ライドの料金は発生しない、と告げられました。


そんなわけで、私のLUUP初ライドはアプリ不具合により運営側で返却処理をおこなうという結末を迎えました。いちおうこのあともう一回と日を改めてさらにもう一度利用してみたのですが、結果はやはり同じ(サポート対応してくださった方まで一緒でした…汗)。しかも、扱い上ライドを取り消したようで、アプリでは未だに「まだライド履歴がありません。LUUPの機体に乗ってみませんか?」と表示されてしまいます。3回もタダで乗せてもらっているとはいえ、なんだかなぁという感じです。

サポートセンターの対応が迅速なのは好感を持てましたが、裏を返せば返却手続きの代わりにポート名と機体番号を送信するだけで延々タダ乗りできてしまうともいえます。さすがにやり過ぎるとペナルティかブラックリスト入りかある…?

電動キックボードの導入もいよいよ始まりましたが、アプリの不具合が直らないことにはなかなか使い難いなと思います。

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