一日一本のバスに乗車する【その2】千葉シーサイドバス270

初回のパンチが強すぎて続編を出せるか怪しかったのですが、さすがはシーサイドバス。まだネタ系統を抱えていてくれました。


幕張本郷駅のバスロータリーの端っこ。朝ラッシュでも誰も寄ってこないようなところに、シーサイドバスのバス停はあります。遠目に見てもスカスカな時刻表ですね…。

発車時刻に近いので急いで飛び乗ると、案の定乗客は1人もいませんでした。

そのまま私1人でバスは発車。案内放送が流れ始めます。「このバスはJR幕張駅行きです。…」
そう、このバスはJR、京成と完全に並行する路線なのです。別に、間に大きな団地があるわけではありません。まあ国道14号の旧道を進むので沿線利用者が少ないとは決して言えないのですが、このバスの設定目的は海浜幕張→幕張本郷のバスの入庫です
京成の牙城を切り崩さんと海浜幕張〜幕張本郷をイトーヨーカドー経由で結び始めたシーサイドバスでしたが、2011年の改正で大減便。今では朝の8:55に海浜幕張を発車したバスが幕張本郷へ行き、それが9:20に幕張へ向けて帰っていくのみなのです。

花見公園の辺りで旧国道に入ると、景色はロードサイドから一気に集落という感じになります。ちなみに、当区間は国道14号の旧道であるとともに、県道57号線、262号線にも指定されており、重要な道路と認知されていることが分かります。
以前乗車した幕張駅入口行きのバスでは途中のバス停名もネタでしたが、こちらは平和交通が並行して走っていることもあって特にネタ性はないようです。

快適な旧道走行(自転車に乗っても気持ちいいですよ!)を終えると、シーサイドバスの核となる海浜幕張〜幕張を結ぶ道と交わります。平和交通のバスは右折して海浜幕張へ戻りますが、こちらは左折。あー新都心に戻りたいよー。
昆陽地下道を通って京成・JRの北側へ。地下道の構造上、JR幕張駅に行くのに一度三代王神社まで北上しなければならないのはなかなかロスです(一度JR幕張駅をバスと同時に出発して幕張四丁目に先行できるか試したことがありますが、普通に間に合いました)。幕張駅のバスターミナルも再整備の計画がありますが、三代王神社まで行かなければならない構造は直らないようなので、幕張本郷の価値が下がることはなさそうです(だいたいシーサイドバスSuica・PASMO使えないし…)。

そうやって愚痴をこぼしている間にバスは三代王神社をぐるっと回ってJR幕張駅に到着。予想どおりというか、最初から最後まで自分一人でした。海浜幕張→幕張本郷の利用客がどれだけいるかわかりませんが、ある意味幕張駅入口行きのバスより存在価値がなさそうです。


運行:千葉シーサイドバス
系統:270
区間:幕張本郷駅→JR幕張駅
本数:平日・幕張駅方面のみ1本
※情報は2017年4月乗車当時のものです※

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