青写真は何処へ

酒々井プレミアム・アウトレットのパワーアップオープンにともない、2015年4月16日より運行を開始したちばグリーンバス・ちばフラワーバスの幕張酒々井線。浦安・舞浜地区からの利用や幕張新都心のホテル街〜成田空港の寄り道需要など、さまざまな期待を持っての開設でしたが、利用者はまったく定着せず、ついに廃止の運びとなりました。
一気に廃止するのではなく、臨時運行を残して一時運休と称するスタイルにはいやらしさを覚えますが、ともかく乗ってみることに。


始発の幕張ベイタウンバス停にやってきました。街の端っこだけあって新興住宅街らしくない無骨さを感じます。

「羽田空港」「成田空港」に並ぶ「酒々井プレミアム・アウトレット」の文字。正直、違和感しかありません。

運賃は通常1030円のところキャンペーンで800円。結局、最期まで通常運賃になることはありませんでしたね…。

高架の隙間からのっそりバスが現れました。

ちばグリーンバスの運行はゴールデンウィークにもあるわけですが、また乗る気は無かったのでグリーン便を選択。まあフラワーバスに乗りたいならストロベリーライナーかちばまくに乗ればいいわけですし。

11:30:53 幕張ベイタウン発。もちろん乗車は私だけですが、運転士の他に1人グリーンバスの社員と思われる方が乗車していました。

幕張海浜公園をぐるりと回って駅方向へ。

11:35:28 ホテルスプリングス幕張着。乗降なし。

11:37:30 海浜幕張駅着。2人乗車。まさか利用者がいるとは…。

幕張のホテル街めぐりはまだまだ続きます。

11:41:40 ホテルフランクス通過。
お隣のホテルザ・マンハッタンにいたっては案内放送すら流れず通過となりました。

11:43:17 ホテルグリーンタワー幕張通過。

11:47:22 アパホテル&リゾート(東京ベイ幕張)着。乗車なし。

いよいよ高速区間に入るということで案内放送が。
「本日はマイタウン・ダイレクトバスをご利用くださり…」
マイタウン・ダイレクトバスは京成バスが千葉県の諸住宅街から東京駅へ主に通勤客を運ぶために設定した高速バスを指しますから、幕張酒々井線がマイタウン・ダイレクトバスと呼称されるのには違和感を覚えます。

11:58 湾岸千葉ICより東関東自動車道へ。

成田空港へ向かう道ということもあってか高速バスや観光バスがひっきりなしに通り過ぎて飽きません。

JRバス関東の鹿島サッカースタジアム直行バスに追い抜かれました。2台続行とはなかなか豪勢です。

さらには京成便も。今日は試合でもあるのでしょうか。

12:17 酒々井ICで出場。

風前の灯の幕張酒々井線ですが、妙に案内がしっかりしている気がします。それだけ力を入れて開設した路線だったということでしょうか。

ついにアウトレットの入口が見えてきました。

12:20:48 酒々井プレミアム・アウトレット着。2人下車。

ちょうど成田空港へのバスが発車を待っていました。きちんと乗り継ぎは考えているようです(お買い物するなら2,3本あとの便に乗ることになるでしょうが)。

3/11で運行を終了するちばフラワーバスの車両が停泊していました。


※幕張地区拡大図※

運行:ちばグリーンバス・ちばフラワーバス
路線:幕張酒々井線
区間:幕張ベイタウン~酒々井プレミアム・アウトレット
本数:6往復
※情報は2018年3月乗車当時のものです※


この幕張酒々井線ですが、先述の通りゴールデンウィーク期間の土休日にかぎり復活します。是非ともご乗車くださいませ。

時刻表、スペースの無駄遣いだなっ!!

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