これまでイオンモールを発着する路線バスについて色々取り上げてきました。しかしながら、実はイオンモール幕張新都心には高速バスもやってくるのです。
まず最初にやってきた(とは言ってもイオンモール開業から半年ほど経っての乗り入れ開始ですが…)のは成田空港からのリムジンバス。このバスはもともと成田空港から幕張新都心を経由して千葉中央駅まで向かっていたのですが、千葉駅周辺ではJRを利用したほうが早く着くということで利用者はあまりいませんでした。そこで、イオンモールのロータリーを折り返し場にして利用者の多い幕張新都心までの区間便を設定することとなったわけです。
もっとも、土休日は利用者の見込まれる幕張メッセ発着とされましたし、稲毛海岸駅周辺はまだ利用者がいるということでほとんどの便が稲毛海岸駅発着に置き換えられ、イオンモールにやって来る空港リムジンはほとんどありません。
イオンモールにやって来るもう一つの高速路線は幕張新都心と東金・成東を結ぶちばフラワーバスのストロベリーライナーです。もしかするとマニア層にはこちらのほうが有名かもしれませんね。
幕張新都心と酒々井プレミアム・アウトレットを結ぶ高速バス路線を開設するにあたって、地元のちばグリーンバスだけでは車両・人員を確保できず、ちばフラワーバスも運行を担当することとなりました。しかしながらちばフラワーバスは幕張新都心に拠点を持っておらず、成東から車両を送り込むこととなり、それならば回送を旅客化してしまえ、ということでこの路線が開設されたわけです。
結局、幕張酒々井線は乗客がつかずに廃止され、そこそこ利用が定着したストロベリーライナーだけが残ってしまいましたが。
これらはいずれもファミリーモール前0番のりばから発車します。モールのちょうど正反対に位置し、地味な存在になってしまっていますが、なかなかにして濃ゆい存在だけに目が離せません。
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