系統分割されたバスの現実

この8月の改正で特急も停車するようになった大橋駅。これは大橋駅が福岡市南のベッドタウンから中心街へ向かうときの拠点となることと関係しています。

福岡市南方のベッドタウンから中心街を目指すバスは、多くがこの大橋駅までやってきて、ここから渡辺通りを北上していました。しかし、各々のバスが長距離を走っているとどうしても渋滞の影響を受けやすくなります。そこで、各バス路線を大橋駅で系統分割し、大橋以北はW系統という大橋駅〜天神のみ走るバスか電車に乗り換えてもらうようにしたのです。大橋以南では定時性が増し、以北では等間隔の運行・系統の一本化によるわかりやすいバスを実現しました。


まだ3時過ぎなのですが、バス乗り場には多くの人が並びます。

ピンクの専用塗装が特徴的なW1系統。大橋駅と天神を結ぶハブ路線です。

郊外でもひっきりなしにバスがやってくるのはさすが天下の西鉄バスです。

乗車するバスはこちらの西鉄バス49番。なんという乗車の多さ…。

15:31:** 西鉄大橋駅発。21人乗車。
15:35:03 大橋団地前通過。
15:35:41 大橋本町着。乗降なし。

那珂川を渡ろうとすると、左手を先ほど乗った西鉄8000形が走り抜けていきました。最後の勇姿を見られたようで、なんだか心にじんわりと来るものがあります。
香蘭短大前の交差点で右折し、新幹線に沿うように進みます。
15:39:12 香蘭短大通過。
15:41:53 横手一丁目着。3人乗車。
15:43:32 横手四丁目通過。
15:44:47 的場一丁目着。1人下車。
15:46:04 下曰佐着。1人下車,1人乗車
。曰佐は「おさ」と読むらしいです。
15:47:31 的場二丁目着。乗降なし。
15:51:20 曰佐五丁目着。4人下車。
15:52:30 警弥郷一丁目着。1人下車,1人乗車。

ここで左折し、団地内に入るような格好となりました。いったん新幹線の軌道とはお別れです。
15:54:23 弥永一丁目着。6人下車。
15:57:55 弥永団地着。3人下車,2人乗車。
15:59:47 泉着。7人下車。

一気に車内がスッキリしました。まさに団地輸送路線といった感じです。
16:02:21 下白水着。2人下車。
16:04:06 上白水十丁目通過。
16:04:28 上白水九丁目通過。

ふたたび新幹線の軌道が見えてきました。

と、ここで対向のバスとすれ違い。上り方向ということで乗客はゼロでした。もしかするとここから先弥永団地で買い物客が乗り込むのかもしれません。

16:09:07 博多南駅着。3人下車。

薄暗いバスターミナルにはリエッセが数台。那珂川町のコミュニティバスとのことです。

大橋駅での乗車は圧巻で、大橋乗り継ぎが受け入れられているのだな、と感じましたが、ちょっとここで疑問。弥永団地の住民は反対に博多南まで行って電車乗った方が早く市街につけるんじゃないの?と。まあ大橋乗り継ぎは天神、博多南乗り継ぎは博多と行き先が全然違うわけですが、朝ラッシュ時の博多南線の利用調査も兼ねて、どれだけそういった利用があるのか調べてみたいところです。


というわけでこちらに向かいますよ…?


運行:西日本鉄道
系統:49
区間:西鉄大橋駅~弥永団地~博多南駅
※情報は2017年10月乗車当時のものです※

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