西鉄の“高速”バス

博多駅博多口から右手に進んでいくと、博多バスターミナルの文字が見えてきます。
ここからは九州各地への高速バスが出ているわけですが、実は一部の路線バスもこちらを発着します。


6番のりばから発車する西鉄バス306番もその1つ。今回乗車する車両もごく普通の路線車です。

16:59:02 博多バスターミナル発。27人ほど乗車。
17:02:01 駅前一丁目着。乗降なし。
17:05:05 祇園町着。1人乗車。
15:05:52 奥の堂着。乗降なし。
17:07:37 呉服町着。乗降なし。

と、バスは急に右折し、何やら高架道路へ。

こ、高速じゃね???

そう、このバスは福岡都市高速を走る系統なのです。実は、西鉄バスには都市高速を経由する一般路線バスが数多く設定されており、高速道路に路線バス車両が走っていることなど日常茶飯事です。しかし、いくら一般路線バスとはいえ立ち客のいるなか高速道路に突っ込んでいくのは違和感がありますね…。

さすが斜張橋、中央から広がっていくケーブルが綺麗です。
福岡造船所のドックらしいです。ちょうど建造の真っ最中でした(写真の船は資材運搬の船でしょうか)。

あっという間に都市高速区間は終わり、一般道へ。
17:15:49 中央市民プール着。1人下車。
17:17:36 伊崎着。2人下車。
17:18:46 福浜二丁目通過。
17:20:36 ヤフオクドーム前着。2人下車。
17:23:31 九州医療センター着。1人乗車。
17:24:21 ヒルトン福岡シーホーク前着。2人下車、1人乗車。

あれ…系統番号も行き先も変わってる…。

西鉄バスでは系統の重複が多い区間に対して系統の一本化を行っており、これもその一環です。すなわち、あるバス停から来たA系統と別のバス停からやって来たB系統、さらにまた別のバス停からやって来たC系統のバスが、Xというバス停から先同じ経路を通る際、Xバス停から先ではABCいずれのバスもD系統と表示するというわけ。系統の重複が多い区間というのはそれだけ需要の多い区間で利用者も多いため、系統番号が違うことによる混乱を防ごうとしているのです。もっとも、通しで乗る客にとっては系統番号や行先がコロコロ変わって分かりにくいったらありゃしないのですが…。

都市高速を通ったり行先が変わったり。さすが、天下の西鉄バスです。


運行:西日本鉄道
系統:306
区間:博多バスターミナル~(都市高速)~九州医療センター~藤崎
※情報は2017年10月乗車当時のものです※

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