見捨てられた豊砂公園

海浜幕張駅からイオンモール直通バスに乗った方が最初に聞くバス停の名前、豊砂公園。イオンモール直通なのに途中停まるの?と驚かれるかもしれません。もちろん、イオンモール直通バスはイオンモールに直行するバスで、豊砂公園もイオンモール最寄りのバス停の一つです。

豊砂公園バス停は2013年3月31日に新設された豊砂バス停を起源としており、イオンモール最寄りのバス停のなかでは唯一イオンモール開業前から存在したバス停です。グランドモール最寄りバス停として活躍していました。

ただこの豊砂公園バス停には致命的な欠点がありました。
イオンモールから遠いのです。

直通バスなどで降り立った方はわかるかと思いますが、豊砂公園からイオンモール(グランドモール)へは、道路を渡り豊砂公園を通らなければなりません。屋根などもないので雨が降ったらびしょ濡れです。

そこで、2015年4月1日のダイヤ改正で、イオン64(海浜幕張→グランドモール北→グランドモール)、イオン65(海浜幕張→グランドモール北→バスターミナル)の2系統を新設し、アクセス距離を短縮することにしたのです。これにより、それまで豊砂公園を経由していたバスは新習志野方面まで直通するバスを除いてことごとくグランドモール北経由となりました。

それでも、幕張本郷駅からのバスは道路の都合上豊砂公園経由を維持していましたが、こちらもモール直結需要が高いのか、2017年8月1日よりルート変更。グランドモール北改めイオンスタイル口を経由するようになりました(イオン37/イオン38)。
豊砂公園を経由するバスは幕張本郷駅からのイオン31系統、海浜幕張駅と新習志野駅を結ぶ海61系統などごくわずかになってしまったのです。

イオンモール開業以前から静かに存在していた当バス停。ひっそりとでも輝き続けてくれれば幸せです。 

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