ある日突然貼られた一枚の紙。それはある路線の死刑宣告でした。
津田沼駅南口のバスロータリーにつながる階段にはバスの行き先が記されており、どの乗り場に行けばいいか分かりやすくなっています。それにしてもイオンモールの文字はここでもピンクで囲まれているのですね。
津46の乗り場は袖ヶ浦団地に行く津41と共用。待っているとひっきりなしに津41がやってきては大量の客を乗せて去っていくので、津46を待っている方としては肩身がせまいです。津46だったらこんなに乗らないだろうしな…。
さらに、バス停の路線図でも津46は地図からはみ出してしまっていて、まるで邪魔者のようです。どうせなら方面が同じ新習志野駅行きの7番のりばに発着させればいいのに。
津41を2本ほど見送ったところで津46が到着。ただ、前に津41がいたため前扉だけしか乗り場につけられていません。どこまで除け者扱いなんだ…。
幸いにも津41はさっさと行ってしまい、乗車は乗り場を独占できることとなりました。
18:21:30 津田沼駅発。8人乗車。
前には新習志野駅を経由してイオンモール近くの新都心営業所まで行く津53がいます。なぜ同じタイミングで同じ方面のバスを走らせているのでしょうか…？
18:23:47 津田沼中央総合病院通過。
津53は秋津団地経由、こちらは袖ヶ浦団地経由ということで、ここで両者は道を分かつことになりました。
18:24:10 津田沼小学校通過。
18:26:33 京成津田沼駅着。2人乗車。
18:27:35 津田沼一丁目通過。
18:28:54 袖ヶ浦団地入口着。1人下車,2人乗車。
18:29:50 管理事務所着。6人下車,1人乗車。
18:30:55 袖ヶ浦三丁目着。3人下車,1人乗車。
しきりに「袖ヶ浦団地終点には参りません」と案内しています。こんなに案内しなければいけないのなら最初から袖ヶ浦団地を経由しなければいいだけのような気がするのですが…。
18:33:46 秋津運動公園入口通過。
18:37:46 千葉工業大学入口通過。
今のところ津田沼駅・京成津田沼駅から乗り通してきている客は1人しかいません。ここまで直通利用がないのは想定外です。
18:38:37 新習志野駅着。1人下車,3人乗車。最後の通し客が下車しました。これで、最初から乗っているのは私だけです。
18:40:57 芝園西通過。
18:41:37 芝園東着。2人下車。
18:42:32 さくら公園着。1人下車。
18:43:44 イオンモール幕張新都心アクティブモール前着。3人下車。
ついに乗客はゼロに。会話を聞くにグランドモール目当てのようでしたが、イオンモールの名が聞こえた途端降車ボタンを押していました。まさかイオンモールと聞こえたら降りなければいけないルールでもあるのでしょうか？
がらんどうの車内。
私が降車ボタンを押さないので、思わず「次がイオンモール最後のバス停ですよ？」と聞かれてしまいました。
18:46:00 イオンモール幕張新都心グランドモール前着。乗降なし。
18:48:53 幕張メッセ中央着。
私を降ろすとバスはすぐ走り去って行ってしまいました。これをもって津46の運行は(津47の実験がうまくいかない限り)すべて終了です。
幕張メッセではなぜかライトアップが。私にはメッセが津46の運行終了を労っているように見えました。
今回、津46に乗車してみて通し利用は皆無であることに気付かされました。イオンモールへ向かう客などもう少しいると思っていましたが、実際には3人とも新習志野駅から乗ってきたにすぎませんでした。したがって、津47となって所要時間が増大したところで不満はほとんど出ないと思われます。
さらに言えば、津47になることによって経路から外れてしまうバス停はわずかに2個にすぎず、それも秋津運動公園入口は団地中央、千葉工業大学入口は新習志野駅や芝園西で十分カバーできるという状況なので、津46が復活する可能性は極めて低いでしょう。おそらく、秋津団地で1人でも乗客を確保できるようなら津47は存続されます。
いずれにせよ、実証運行の動向が気になるばかりです。
運行:京成バス
系統:津46
区間:津田沼駅～管理事務所～新習志野駅～幕張メッセ中央
本数:平日のみ7往復
※情報は2018年1月乗車当時のものです※
※2018年6月末をもって津47の実証運行は終了し、津46が復活しました。
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