東急バスや小田急バスといった東京西部を営業エリアとするバス会社は多くが1日乗車券を販売しており、気軽にバス旅ができるのですが、どうも東京の東側ではそういった文化が薄いような気がします。京成バス・京成タウンバスには1日乗車券がありますが、都内のみしか使えません。
そんな中、ついに東京東部でも広域利用可能な1日乗車券を発売する事業者が現れました。関東鉄道です。もはや東京東部とも言えないような遠方での発売には驚きましたが、お値段たったの700円と聞いてさらにビックリ。なにせこの乗車券は関東鉄道だけでなくグループ会社の路線も乗り放題。取手から水戸まで、茨城県南部のだいたいをカバーできるのです。
もちろん破格での発売だけに、土休日のみ、高速バスやコミュニティバスだけでなく広域バスなども利用できないと色々制約はあるのですが、それでもこの広大なエリアをわずか700円で巡れるのです。これはもう行くしかありません。すぐに路線図とにらめっこして計画を練り、訪問してきました。どれだけ乗ることができたかお楽しみに…。
《旅のあらまし》
1.水海道駅→土浦駅
初手はなるべく茨城県の西南端がいいということで水海道駅スタートに。新型エルガハイブリッド乗車、早くもフリー乗車券のモトを取ってしまうなど、1本目から幸運な巡り合わせでした。
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2.土浦駅→石岡駅
狙っていた柿岡車庫行きのバスを逃してしまい渋々石岡駅へ。2本目にして関鉄バス営業エリアの中央域まで達してしまえるとは思いませんでした。関鉄バスには思いのほか長距離路線が残されているのですね。
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3.石岡駅→茨城空港
石岡駅に着くとちょうどかしてつバスが待機していたのですぐに乗車。専用道から旧街道らしき細い道までバスは本当にどこでも直通できるのだな、と実感しました。
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4.茨城空港→水戸駅南口
こちらもかなりのロングラン系統。クーラーの調子が悪いのか蒸し暑く、最後は早く降りたいの一心で乗車していました。
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5.水戸駅南口→みなみ団地入口
バス停に降り立つと、そこにはある意味見慣れたライトベゼルが逆のレインボーHRが。あとの行程も気にせず飛び乗ってしまいました。
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6.みなみ団地入口→水戸駅南口
このままでは帰れなくなってしまうので水戸駅に戻ります。なかなかバスが来ず、目的の乗り継ぎに間に合うかヒヤヒヤしました。
7.水戸駅北口→そらの駅そ・ら・ら
茨城空港へ帰るバスはなんと先ほどと同じ車両。同じ路線を同じ車両で戻るのは嫌気がさしましたが、これに乗らないと石岡から先のバスがないということでしぶしぶ乗車。そらの駅の向かいにあったセイコーマートに寄れたのがせめてもの救いでしょうか。
8.そらの駅そ・ら・ら→石岡南台駅
またもや行きと同じ路線に乗車。途中から大量の乗客で息苦しくなったため、石岡南台駅の探索も兼ねて途中下車しました。
9.石岡南台駅→石岡駅
一発逆転を狙って1本後を待ってみると、なんと西工車が。一般塗装もかしてつBRTに乗り入れるのかという驚きもあって興奮は最高潮に。
10.石岡駅→土浦駅
同行のさんらいず氏は取手駅を目指すと言って真鍋橋で降りていきましたが、当然私にはそんな気力が残っているはずもなく完乗。雨だからか行きよりは乗客がいました。
11.土浦駅→荒川沖駅
最後にもうひと暴れだけしたいとたまたま来たバスに飛び乗ったのですが、なんと車両も路線も非常に濃ゆい!雨が降りしきる中での乗車となってしまったので、ぜひとも再訪したいところです。
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オマケ:上曽→石岡駅
行きに土浦駅でバスを逃していなければ乗れたはずの路線。土休日1日2本のみの秘境は圧巻です。
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