コミックマーケット96にて頒布され、お昼ごろには完売となってしまった『鉄道連隊 千葉を走る軍用鉄道の跡を往く』。皆さんはゲットできましたでしょうか?
この31ページには京成バスを用いた演習線探索の一例が掲載されています。地元ながら未探索の物件だったので、この例に従って探索してみることにしました。
千葉公園周辺はシェアサイクル利用がオススメとなっているので、まずは千葉駅北口へ。
キャパシティの大きさは駅周辺で随一な千葉駅北口ポート。連隊探索に際し、これほど使い勝手のいいポートはないでしょう。
14:02 ガイドブック片手に探索開始です。
線路沿いにすこし進むと、右手にJRの事務所がそびえ立ちます。このあたりに軍用千葉駅が広がっていたはずです。
その先ではモノレールが合流してきます。ここから穴川駅付近までしばしのお付き合いです。
14:11 千葉公園に到着しました。園内には連隊の遺構が3つも残っているよう。楽しみです。
マップにも連隊遺構が掲載されていましたが、(伝)ウィンチ台跡は載っていません。用途が確定できないので紹介するわけにはいかないということなのでしょうか。
ウィンチ台跡は池に沿っていくとすぐに見つかりました。たしかにこれだけでは何であったかの判別は厳しそうです。案内の看板などもありません。
さらに奥へ向かうと、右手に橋脚が現れました。
なお、裏手には橋台も残っているそうなのですが、すっかり見落としてしまいました(指南書を持っているのに…)。
池の周りを半周してみましたが、3つ目の遺構、トンネルは見当たりません。いろいろ探し回ったあげく道に出てみると、事務所の入口に案内の紙を見つけました。
トンネルは関係者駐車場の一角にありますが、自由に見学してよいとのことです。
前から見ると立派ですが、奥に事務所の裏手が見えてしまっているのが何とも…笑
14:32 千葉公園内の探索を終え、次の物件へ。バスは穴川の先の園生口を14:56に通過するはずですから、そろそろ自転車の返却も考えはじめねばなりません。
14:39 ひとまず千葉県計量検定所へ。アイドリングストップと書かれた手前の建物は気球連隊の営舎もしくは倉庫だそう。
14:42 美しいフォルムから是非とも訪れてみたかった川光倉庫の気球連隊格納庫。本では正門側からの写真が掲載されていましたが、いろいろあって裏手からの撮影に。
この2か所については本文中に詳細な位置の記載がなく(地図は掲載されているがスポットのアイコンが大きく完全に場所を絞り切れない)、時間がないなか路地を右往左往する羽目に。さすがにここくらいはGoogleマップなどで事前リサーチをしておくべきでした。
後から振り返ってみれば、計量検定所はモノレール通りから作草部駅を越えたところにある都賀小学校入口で右折するだけ、川光倉庫はその先都賀公園の角の手前で左折するだけ、という単純なルートどりで辿りつけるところだったのですが…。
さて、いよいよバスの時刻が迫ってきました。立ち入り見学のできない材料廠の煉瓦庫と草に覆われているという歩兵学校裏門の門柱は省略して自転車を返却することとします。
次回につづく
コメント