(探索日:2017/3/25)
前回、軌道につながる林道を探索した我々。いよいよ軌道跡の探索に入っていきます。
この路線でいちばん残存状況が良いと思われた路盤ですが、ほどなくして左から斜面が崩れ始め、西日に照りつけられるようになりました。こういうときは路盤痕を進むか妥協して川原に下りるか悩むところ…。
路盤痕を進んでいると右下に小さな穴が穿たれているのを発見しました。房総では穴を見てもスルーするのが鉄則ではありますが、ちょっと気になったので中を覗いてみます。
水路隧道…ですかね?
房総には人が通れるのか怪しいサイズの隧道がよくありますが、これもその1つ。房総の岩盤が隧道を掘るには適したものだとはいえ、技術力の高さをうかがわせます。
さすがに路盤が消えてしまったので川原に下ります。
路盤が消えた=対岸に渡ったと考えても良さそうですが、先ほどからいつもの橋脚痕は両岸とも身を潜めてしまっています。
↑こいつらはまあそうか…
川はこの先で左カーブ。左にカーブしてしまえばほどなくしてダムに行き着いてしまうので、それまでには何かしら見つけたいのですが…。
橋脚孔!!!しかも3連!!!
午前中に見た橋脚孔をみるに、この辺りに木橋が架けられていた可能性は高いと思われます。
これはなんだ…?
川原に金属でできた謎の物体が埋まっていました。もしかすると林用軌道の台車(トロッコ)ではないかと思い、なんとか引き出そうと試みましたが全く動かず。そして今みると台車っぽくない…。
白神山地に行ってきましたと言ってもバレなさそうな美しい渓谷。ダム下流はどうも汚いというイメージがありますが、ここの水は夏場などいつまでも足を浸けていたいレベルでした。我々完全に沢歩きを楽しんでますねw
ふと左手を見ると木々の生えた平場が。路盤跡を見逃さないよう急いで登ります。
木漏れ日がぁ…
どうして片倉の自然はこうも我々を惹きつけるのでしょうか?
先ほど渡った新片倉橋が見えてきました。
この先は水没隧道の擬定地…!
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