大川にやってきたということで、国の重要文化財にも登録されている筑後川昇開橋を訪れてみました。
橋のたもとまで行ってみると、なにやらかまぼこ状の石積みが。
オランダ人技師デレーケが、川の流速をあげて筑後川への土砂堆積を防ごうとして築造させた導流堤の一部だそうです。導流堤自体は現在でも川の中で黙々と役目を果たしているのですが、この部分は道路橋の建設時に橋脚を立てるために撤去されたそうで、破棄されたものを有効活用する姿勢に好感が持てました。
さて本題の昇開橋。福岡県側の岸には筑後若津駅が設けられていたということで駅跡で列車を待ってみます(痛い)
冗談はさておき、遊歩道化されている橋をすすみます。
す、すごい…(語彙力不足
赤い鉄骨が規則的に組まれている姿は見るものを圧倒します。
ところで、筑後川昇開橋は現在メンテナンス中で、1時間間隔での昇降が中止となっています。時間を気にせず渡れるのはいいけど昇降が見られないのは残念だなぁと思っていると、昇降部のそばの管理事務所(?)の方が「昇降させようか?」と。
さすがに一番上まで、というわけにはいきませんが、昇降する姿を見られただけでも幸せです。
ちなみに、上流・下流両方向に信号機が設置されており、現役時代には汽船がいちはやく橋の昇降状況を把握するのに役立っていたそうです。
そうこうしていると今度は橋が下降。高さを合わせるまでは簡単なのですが、現役時はレール同士の位置を合わせるために微調整が必要で、そこに結構時間を取られていたのだとか。
橋を渡って佐賀県側へ。
振り返ると筑後若津駅に接近していることを喚起する看板が残されていました。
佐賀県側では佐賀駅からの周遊バスがやってくるようです。土休日に1本だけですけれども…。
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