今年の夏に新館がオープンした鉄道博物館。もともと行ったことがなかったこともあって早速訪れてきました。
鉄道博物館へのアクセスといえばニューシャトルが真っ先に思い浮かびますが、大宮駅での乗り換えが長いわりに乗車が1駅ぶんのみで少々虚しさを覚えます。
そこで気分転換も兼ねてシェアサイクルを利用してみるのはどうでしょうか。
さいたま市コミュニティサイクルでは高架下の駐輪場に12台、道路を挟んで反対側のミニストップに8台の計20台停められて30分あたり120円。1日利用の場合は500円です。ただし、大宮駅西口のポートが少々駅から離れており、アクセス性でいえばニューシャトルとあまり変わりありません。
一方で我らがHELLO CYCLINGも駅向かいのセブンイレブンにポートを構えており、こちらはおなじみ15分60円(※2019年11月より70円に値上げされました)。大宮駅側も駅目の前のそごうにポートがあるので利用しやすいかと思います。
もっとも、こちらはこちらでそごう大宮、セブンイレブン鉄道博物館店ともに駐輪可能台数が少なく、埋まり気味。ご利用の際には事前の確認が肝要です。
余談はこのくらいにしておいて、さっそく博物館に入りましょう。駅改札から博物館の入館ゲートまでは高架下を活用したフリー展示となっており、SLの動輪などちょっとしたものが置かれています。個人的には天井に描かれたダイヤグラムが目を引きましたが、2色あった線の各色が何を示すのか、そもそもどこの路線のダイヤグラムなのかは見当もつかず。きっとどこかには説明があったものと思いますが…。
プロムナードを抜け、いよいよ館内へ。
入って早々、お土産ブース上部の壁が煉瓦積み風になっているのに気付きました。なかなか凝ったらしく長手積みではなくフランス積みの体をなしていますが、せっかく鉄道にまつわる博物館ならばイギリス積み風にすればいいのにと思います。(しかしこんなところに目がいってしまうあたり建築物好きの三島氏の影響が色濃く出ていますね…)
ひとまずエントランス右手のエスカレーターをのぼってみます。
目の前に往年の名車たちが現れました。鉄道博物館といったらこの光景が真っ先に思い浮かぶ方も多いと思います。
機械式から液体式に改造されたというキハ41307。
こちらの車両は車内に立ち入れました。
さて、一通り楽しんだところで新設された南館に行ってみます。
渡り廊下で南館2Fに着くと、ふたたび目の前に電車が現れました。右手のE5系については廃車体ではなく新たにメーカーにお願いして製造したものだそう。やる気が尋常じゃありません。
一方、この2F回廊上では未来の鉄道の姿を紹介。専用のカード(といっても南館入口に大量に置いてあるのですが)を画面下の読み取り部にかざすと映像が流れる仕組みで、こちらもなかなか力を入れた感じが伝わってきます。
3Fに上ってみると今度は歴史にまつわるゾーン。昔の駅改札が復元されていたり、自動連結器の連結体験コーナーが設けられていたり。東名ハイウェイバスの記事もありました。(こういうところにばかり目がいくあたり自分もすっかり趣味が変わったな…笑)
そして1Fでは先ほども紹介した新幹線2両がお出迎えしてくれています。南てっぱく駅と称して自動改札があったので先ほどの専用カードをかざしてみましたが、特に何事も起こりませんでした。ピピッと音が鳴ってくれたら嬉しかったのですけれど。
E5系は車内(当然グランクラスです!)まで忠実に再現してあったのですが中に入ることはできず、帰途につきました。
このほか今回写真を撮りそびれてしまったのですが、本館2Fには資料室(駅名標やらヘッドマークやらいろいろ置いてあります。なかには183系の前面表示器をいじれるブースなんてのも…)や科学ステーション(いわゆる鉄道のしくみを学べるゾーンです。ゴムタイヤと比べた摩擦の大小を体感できるコーナーなど子供でなくとも楽しめるものがたくさんあります)といったところもあります。やはり鉄道好きなら一度は訪れたいスポットです。
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