熊本電鉄はどこへ向かう?

市電で上熊本にやってきた私はロータリーの北側に回りました。上熊本を発着するもうひとつの私鉄、熊本電鉄に乗ってみましょう。

当記事は2021年9月訪問時のものです。現在とは状況が異なる点があります。

ホームは道路から壁1枚隔てただけ。ハリボテ感がなんとも味わい深いです。

元銀座線の車両が来ました。おいくまモンこっち見んな。

車内もくまモンだらけでした

15:22 上熊本発。6人乗車。
15:23 韓々坂着。3人乗車。
15:25 打田着。2人?乗車。
15:27 打越着。1人?下車。
15:29 坪井川公園着。乗降なし?
15:xx 北熊本着。7人下車。

北熊本では藤崎宮前/御代志 両方面の電車と接続しており、一時的に3列車が揃います。左から元日比谷線、元三田線、元銀座線、壮観な眺めだこと…。

ただ私は電車を見送り、バスで御代志へ向かうことにしました。電車と並行するように走るこのバスは熊本駅や桜町BTから菊池温泉まで直通していて、熊電の理想形のような路線です。

途中寄り道する系統だったため御代志までは30分弱かかりました。バスを降りると、なんと真横に電車のホームが。御代志から先を廃止する際に、不用となっていたスペースを埋めて乗り継ぎの便宜を図ったのだといいます。

ただ、熊本市街方面のバスもプラットホームに横付けするわけではなく、もてはやされるほどフラットではないなぁという印象です。

そうこうしているうちに次の電車がやってきて高校生がぞろぞろと降りてきました。送迎のクルマに向かう面々もいる一方、大半はバスに吸い込まれていきます。ここがたしかに結節点として機能しているのを目の当たりにして温かい気持ちになりました。

ちなみに当駅は周辺の区画整理事業に伴って2022年10月に移設されましたが、フラットでスムーズな乗り継ぎは維持されているようです。


もう1本見送って元三田線の車両に乗ることにしました。ホームに滑り込む直前、S字にカーブしているのはここが交換駅だった名残です。

17:11 御代志発。6人乗車。
17:12 再春医療センター着。1人乗車。
17:13 熊本高専前着。3人乗車。
17:15 黒石着。2人乗車。
17:18 三ツ石着。1人下車。
17:20 須屋着。1人下車。
17:21 新須屋着。1人下車,1人乗車。
17:24 堀川着。1人下車,1人乗車。
17:26 八景水谷着。乗降なし。
17:27 亀井着。1人乗車。
17:30 北熊本着。3人乗車。発車後に確認すると乗客は10人しかいませんでした。
17:34 黒髪町着。3人下車。
17:37 藤崎宮前着。7人下車。

各駅で乗降はあるものの、絶対数で見ればガラガラもいいところ。存廃が取りざたされるのも当然でしょう。

くし形のホームの隣にはもう1本線路を敷けるスペース。ここに電車が来る日は…望めそうにありませんね。

駅の上には熊電プラザなる立派なビルが構えていますが、そのほとんどは駐車場のよう。なんとも寂しい話です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました