工業地帯をめぐる【中編】

↑前回はこちら


浜川崎の鶴見線ホームに戻ってくると、ちょうど上り電車が発車していきました。

なんとなくそれっぽい写真を…(

鶴見線の先っちょ、扇町へ向かいます。ここから先は日中2時間に1本しか電車の来ない秘境です。

さすがにもうガラガラです。

※以下3号車のデータ

09:07 浜川崎発。乗降なし。
09:08 昭和橋着。1人下車。
09:11 扇町着。下車なし。列車全体でも下車したのは6人だけでした。

なんかいました。
下車客6人も半分くらいは趣味人らしく、折り返しの電車に乗るようでした。

ホーム隣の線路に貨物列車が到着。入れ替わりでこちらが発車します。

※以下1号車のデータ

09:17 扇町発。3人乗車。
09:18 昭和橋着。2人乗車。
09:20 浜川崎着。2人下車,8人乗車。
09:25 浜川崎発
。ここから先は複線でダイヤの制約はなさそうですが、何の調整でしょうか。
09:27 武蔵白石着。3人下車。
09:29 安善着。4人下車,2人乗車。
09:20 浅野着。1人下車。列車全体で見ても下車は1人だけでした。

構内踏切を渡って駅舎へ。

上り線の奥に錆びた線路がもうひとつ。もう一本発着番線があったように見えますが真相はいかに。

浅野の名は浅野財閥の祖・浅野総一郎に由来します。鶴見エリアを埋め立て鉄道を敷き、工業地帯の形成に大きく貢献した浅野。ある意味当駅は鶴見線の中心と言えるかもしれません。

ふたたび簡易ICリーダーの横を通って駅に戻ります。右手に行けば先ほど電車で降りたった鶴見/扇町方面のホームですが、今度は直進。

鶴見線のもう一つの支線、海芝浦へ向かいます。

本数に見合わずホームはだだっ広いです。

※以下3号車のデータ

09:37 浅野着。5人下車。列車全体では1人だけ乗車しました。
09:39 新芝浦着。9人下車。
09:41 海芝浦着。1人下車。列車全体では30人ほど下車したようです。

ここで述べるのも野暮ったいくらい有名ですが、海芝浦は海に最も近い駅といわれています。写真でよく見かけるものながら、実際降り立ってみると足元まで迫ってくる青い海の強さに圧倒されてしまいました。

いい気分で駅奥の出口までやってきましたが、駅は東芝の工場に直結しており関係者でなければ駅から出ることはできません。ただし、出口横には海芝公園というささやかな公園が設けられており、電車が折り返すまでの時間をつぶすことが可能です。

「鶴見線、本数少ないです」の力強さ…
東芝が設けた公園なので園内にはしっかりと宣伝が。
鶴見つばさ橋の前を艀が横切っていきます。

公園奥の方にはベンチもあるのですが、三方を植え込みで囲まれていて外からはよく見えません。折り返しの電車が発車して次の電車が来るまでの間カップルがゴニョゴニョしていても誰も気付かなさそうです。

ゴニョゴニョする相手もいないのに2時間待ちぼうけは辛いので戻ります。

さて、次はどこへ行きましょうか。

工業地帯をめぐる【後編】
↑前回はコチラ海芝浦をあとにします。※以下、3号車のデータ。時刻はメモしていなかったので省略します。海芝浦  1人乗車。線路のすぐ下は海。不思議な光景です。新芝浦  2人乗車。浅野   1人乗車。弁天橋  1人下車,8人?乗車。鶴見小野 ...

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