去りゆく快速を追って【中編】

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浅草駅はカーブがきついため、ドアには乗車板が渡されます。

早めに並んでいたこともあって無事席を確保。いくぶん少ないと思われた新藤原行きの号車でも同業者は多く、車内を撮り歩き回っています。別にこの車両自体がいなくなってしまうわけではないのですが…。

テーブルも出していよいよ旅行気分(置くものがないのは気にしてはいけない

発車してすぐ右に急カーブを切り、とうきょうスカイツリー駅に到着。2人下車、1人乗車だったと思います。(向かいの普悠瑪りょうもう(↓)に気取られてました汗)

出発したところで乗客を数えてみるとだいたい30人。対象となる列車が多いとはいえ、もうすぐ廃止(訪問は廃止前最後の日曜でした)の列車にしてはいささか少なめに思います。
と、北千住で一気に32人乗車。急に通路まで人でいっぱいになりました。まあ、惜別乗車という名目でもなければ、わざわざアクセスのしにくい浅草から乗る必要はないでしょう。 
北千住からは複々線区間。邪魔者はいないとばかりに悠々走っていきます。なお、意外にも追い抜きは越谷で一回あったのみでした。

北越谷からは複線に戻ります。

せんげん台でも待避列車がいないと思ったら、急に減速をはじめました。どうやら先行列車が詰まっているようです。北春日部で待避するつもりなのでしょうが、普通が優等に先行するダイヤはノロノロ運転になりやすいのであまり好きではありません。列車は武里の手前でついに停止寸前に。
快速武里停車芸!!とでもやってみたかったのですが、ようやく詰まりが解消したらしく、すんでのところで再加速の運びとなりました。

春日部では9人下車、19人乗車。春日部は野田線との結節点でもあり、大宮・柏各方面から乗客が一斉に集中するポイントです。一方で、都内〜春日部の移動も一定数あり、快速・区間快速の廃止後にこの輸送をどう行っていくかはダイヤ作成上の1つのカギになりそうです。

個人的には、この都内〜春日部の高速輸送と、失われた都内〜関東北部の輸送を兼ねられないかと思います。具体的に言えば、浅草〜館林の快速を新設するのです。
現在、浅草発着の普通列車は半数が北千住どまりで、残りが竹ノ塚行きです。例えばなのですが、この竹ノ塚行きの普通列車を北千住から快速という種別にして(新越谷)、春日部、東武動物公園、久喜からの各駅と停車させ館林まで向かわせたらどうでしょうか?
久喜〜館林間には利用者の多い駅がかなり存在しますが、これらの駅からの乗客をすべて久喜でJRに流してしまっていいのでしょうか?北千住まではウチのものだ!と足掻いてもバチは当たらないと思います。
もっとも、これは都内〜館林の直通需要がどれほどあるのかを把握してからでないとはっきりしたことは言えませんので、このあたりはまた後日調べた際に述べるとしましょう。


東武動物公園では9人下車、11人乗車。ポイントをガタゴトやって日光線に入っていきます。

周囲に畑が多くなってきたところで、快速・区間快速の代替となる急行・区間急行の始発駅、南栗橋を通過します。車庫併設だけに系統の境目となっており、列車接続で快速を停車させてもいいのに、と思っていましたが、最後まで停車することはありませんでした(区間快速が日光線内各駅停車だった時代を除く)。

新規導入の500系や70000系の姿も見えました(さりげなくGWの臨時快速で使用された1800系も…)。

栗橋でJRとの連絡線を眺め、さらに北上します。

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