突然快速を降りてしまいましたが、もちろんそれは明確な目的があってのこと。
謎の臨時列車。
どうやら、この春の土休日何日かに会津鉄道のお座トロ展望列車を鬼怒川温泉まで直通させるというキャンペーンをやっていたらしいのです。それが車内の乗り換え放送で案内されていたのを聞きつけてきた次第。
鬼怒川温泉の切符売り場は外国人観光客などで賑わっていましたが、なんとか座席を確保できました(発券してくれるの隣の観光案内所?だった…汗)。
構内の電光掲示板にはより詳細な情報が載っていました。(というかその下のスカイツリートレインももうすぐ廃止になるんじゃなかったっけ…)
ホームに上がってみると、お目当てのヤツはすぐに姿を現しました。
さっそく車内に入ってみます。
トロッコ車両は窓が取り付けられていました。野岩鉄道内のトンネルの多さを考えれば仕方のないことですが、ちょっとがっかり…。
アイスクリームも食べてみたいところでしたが、特に用意はされてなさそうです。
1両目の後ろ半分はお座敷車両。個人的にはあんまり惹かれないかな…。
前半分はお目当ての展望車両。ここはここで眺めがいいのですが…
本命はこちら。展望車両の先端部から階段を降りたところに展望スペースが用意されています。ここは運転台とほぼ同じ高さなので…
運転士気分
擬似的な運転台があると子供人気が高まりそうだなぁと思います。もっとも、そんなことをしてしまうと混雑が大変なことになりそうですが…。どうもこの座席は指定席ではなく共有スペースのようですし。
スペーシアとの接続をとって発車します。
とはいってもスペーシアからの乗り換え客はいないようで、乗客はトロッコ部に2人、お座敷部に1人、展望部分に2人いるのみです。
ほどなくすると列車は川沿いに。ホテル群が壮観ですが、ほとんどが廃墟という…。
この辺りの地質は悪いらしく、あとで徒歩で訪れてみると国道ですら一部崩壊していました。廃墟ホテルもいつかは川に洗われるのか…。
新藤原では区間快速が会津田島始発編成を待っていました(何気に野岩車ですねコレ…)。
ちなみに、お気付きの方も多いと思いますがここまでの車窓写真はトロッコ車両から撮影したもの。窓があってもパノラマはほぼそのままなので、意外と気になりません。
龍王峡でトロッコ部に乗車していた女子2人が下車。1人は寂しいので展望部分に移動してみます。
こんな変貌を遂げるのか…。
通常の運行区間では大川ダム付近しか見られなさそうですが、野岩鉄道線はほとんどがトンネルなので楽しみ放題。カップルにはいいかもしれません。
ただ鉄道ファン的にはやっぱり展望車。一個先のトンネルが見える光景にはグッときます。
そんな感じで満喫していると早くも湯西川温泉。名残惜しいですがここで下車します。
全体を通して利用がかなり少ないように感じますが、おそらく臨時列車で周知徹底が不十分だったことが原因でしょう。明らかに乗る価値はあります。
今回のように鬼怒川温泉でスペーシアと接続を取ったうえで定期運行すれば利用者はすぐに増えるものと思います。もっとも、そうなると私自身が乗れなくなりそうですが…笑
なかなか面白い列車ですので、今後の定期運行化に期待します。
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