いなほは緑の方がいい?

新潟から酒田を経由し秋田まで結ぶ特急“いなほ”。グリーン車がJR東日本では珍しい3列シートと聞き、少々奮発してそちらに乗ってみました。

秋田駅中央口は左手が在来線、右手が新幹線の改札になっています。ミニ新幹線とはいえ改札はきっちり分離するんですね。

かつては常磐線でフレッシュひたちとして走っていたE653系。交直流車であることを買われたようで、2013年より順次こちらで走るようになりました。

いざ…

一目でわかるこのゆとり。

後ろに壁があるのでいくらリクライニングしても後ろの方とトラブルになる心配はありません。

ヘッドレストは上下に動かせるようになっていますが、ファスナー式ではないので押さえていないとすぐに落っこちてしまいます。

13:00ちょうどに秋田を発車します。秋田発車時点での乗客はどう見ても同業者な若い男性が2人いるのみ。せっかくのグリーン車ですし乗降観察は忘れてまったり過ごしましょう。

さっそく駅弁を…
発車後しばらくすると雄物川を渡ります。

仁賀保を出たところで小さな山がぽつぽつと散らばっているのが目に入りました。象潟とよばれる景勝地かと思いましたがどうやらもう少し先なうえに車窓左手のよう。いちおう成因は同じっぽいのですが似て非なるものでした。

14:25の酒田で趣味人の片方が降りていきましたが、代わって中高年の方がぼちぼち乗車。グリーン車でもやはり需要は庄内~新潟がメインのようです。なんでちゃんと人数メモらなかったんだ自分…

米どころ庄内。稲穂のなかを駆け抜けていきます。
三瀬を過ぎたあたりからは一転海際へ。
脇川漁港の湾口を横切る国道345号。国道は無愛想だなと言いたいところですが、実は鉄道の方も駅は設けていません。

沖合にうっすら見えるのは粟島。2018~2020年の3年限定で新潟航路が運航されるとのことで訪れてみたかったのですが、COVID-19の影響で今年度の運航は取り止めになってしまったそう。ぜひまたいつか運航を…!

村上駅手前ではデッドセクションを通過するため、いったん一部を除いて消灯されます。

新潟平野に入り再び水田が目立つようになりました。
阿賀野川を渡河。いよいよ終点が迫ってきました。
新潟車両センターにはハマナス色のE653の姿が。
高架のホームに入っていきます。

定刻通り列車は新潟駅に到着。ホームの向かいには…E7系!?

なんと新潟駅ではいなほとときを対面で乗り換えられるようになっているのです。さすがに乗換改札は挟むのでそこで詰まらないか少々不安ではありますが、羽越線が新幹線ネットワークに組み込まれたようで感慨深い光景です。ただ、当便の接続時間20分は少々のんびりな気も。

3時間半の長丁場でしたがゆったり過ごせました。たまには秋田~東京で秋田新幹線を使わずこうやってのんびり移動してみるのもいいですね。余談ですが今回諸事情あって対面乗換してないので普通車での乗降観察と合わせてリベンジしたいところ…。

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