今度のダイヤ改正で廃止になることが決まってしまった内房線の特別快速。特急さざなみの代替として誕生した列車が無くなってしまうということで、お別れ乗車も兼ねて特別快速の利用状況を調べることにしました。ただし、廃止決定後なので自分と同じくお別れ乗車組も一定数いるでしょうから真の利用実態は掴めないでしょう。そこで今回は以前特別快速に乗車したときの乗降客数を適宜併記していこうと思います。見にくくなるかもしれませんが、ご了承ください。
特急さざなみと特別快速の違いは特急料金の要不要、木更津での分割など色々挙げられますが、個人的に1番気になるのは特急さざなみは京葉線経由だったのに対し特別快速は総武線経由であることです。特別快速は東京始発ですから横須賀線との直通は関係ありません。京葉線より総武線の方がダイヤがキツキツだと思うのですが…。たぶん、これは千葉からの乗客を取り込むためでしょう。千葉からならアクアラインの影響を受けないので、対南房総輸送で優位に立てます。
というわけで船橋から乗車し千葉の乗降客数を把握しようと思ったのですが、出発が遅れ船橋へ向かうのでは特別快速に間に合わなくなってしまいました。したがって、今回のレポートは蘇我からになります。正直館山行き特別快速に乗れる機会はもうないと思うので、千葉での乗降状況(東京から南房総へ向かう客と千葉から南房総へ向かう客の比率はどれくらいかなど)がわかる方がいらっしゃいましたらコメント欄にて教えてくださると嬉しいです。
京葉線で蘇我まで向かい待っていると、特別快速がやってきました。堂々たる15両編成です。一見すると15両全部が館山まで行くように思えてしまいますね…。と、自分が待っていた場所はグリーン車の乗り場。乗り鉄としてあるまじき失態ですが、さっと移動して3号車(4番ドア)に乗り込みます。しかもこの号車は、自分と同じくグリーン車の乗り場で待っていた人が流れてくる車両ですからますます利用実態をつかめない気がします。なにやってるんだ自分…。なお、ここでは9人下車し、5人乗車しました。
車内は意外と乗っているふうで、立ち客もそこそこいます。快走した特別快速は市原市の中心駅五井に到着。ここで14人も下車しました。需要が見込まれたからこそ停車するのでしょうが、それにしても降車多すぎませんかね…。一気に車内が空きました。
そして問題の木更津。3号車の乗客は全員が下車(改札の外へ出る)したようです。電光掲示板を見ると回送の後に4両編成の特別快速が発車するとあります。この回送列車とは特別快速の前11両。1つの列車を2つに分けて紹介することで誤乗を防いでいるのは良いアイディアですね。
解結作業が終わり前11両が去ると、館山へ向かう4両がホーム中ほどに移動してきます。今度は”増”3号車に乗ってみました。意外なことに、元からこの号車に乗っていた人と前11両(もしくは駅外)から移動してきた人の割合は半々ぐらいです。もっとも、移動してきた人は前より(6〜11号車)からが多かったので、単純に間違えて木更津どまりの号車に乗ってしまった可能性も否めませんが。
9:16、久留里行きのディーゼルカーと同時に出発し、南へ向かいます。ここからは以前のデータがあるので併記していきます(こちらは増4号車)。
記入例→駅名:今回の乗降数(前回の乗降数)
君津:15人程度下車,乗車なし(17人下車,1人乗車)
やはり高速走行が可能な君津までは競争力があるようです。特別快速廃止後に設定される快速列車も君津行きですし。この快速列車は停車駅が多く所要時間は長いですが、木更津でのロスがなくなったのは大きなメリットと言えるでしょう。
どうでもいいですが、前回はここで乗客が一桁になってしまったのに今回は30人弱残っているので、やはりお別れ乗車組も多いようです。
君津を過ぎて単線区間に入るとゆったりとしたスピードになります。車窓を眺めるには程よいですが、他の交通機関との競争力を考えるとこの遅さはマイナスです。
佐貫町:4人下車,乗車なし(2人下車,1人乗車)
浜金谷:2人下車,乗車なし(1人下車,乗車なし)
保田:2人下車,乗車なし(乗降なし)
岩井:乗降なし(1人下車,乗車なし)
富浦:乗降なし(1人下車,乗車なし)
大多数の乗客が終点まで乗り通しました。もっとも、前回の調査時乗り通していたのはわずか3人なのでお別れ組が大半なのでしょうが…。 というわけでお別れ組がどのくらいいるのか調べてみましょう。というのも、館山では4分の接続で安房鴨川行きの普通列車があり、大回り乗車をしている人はほぼ確実にこれに乗るため、普通列車へ乗り継ぐ客がどれくらいいるかによってお別れ組がどれくらいいるのか推し量ることができるのです(暴論)。
記念に1枚写真を撮り、急いでコンコースに上がります。うん…だいたい乗り換えてるね…(雑)。
自分も件の普通列車に乗り込み、とある探索に向かいました。
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