本当の田園都市線

田園都市線の二子玉川〜溝の口複々線化に伴い、同線のバイパスルートとして躍進する大井町線。ですが、田園都市線は元々大井町線を延長するかたちで建設されました。路面電車の玉川線の代替となる新玉川線(渋谷〜二子玉川園)が建設されて現在の姿となったのです。
大井町線がバイパスとして田園都市線の混雑を緩和しようとしているのは、ある意味旧態に復そうとしているとも言えます。今回は、そんな”リバイバル運転”のもっとも顕著なもの、長津田〜二子玉川〜大井町の急行に乗車してきました。

始発の長津田駅に行ってみると、メトロ8000の車両交換が行われていました。東京メトロの車両では古参の部類に入るかと思いますが、いつになったら置き換えられるんでしょうね…(東急8500)

車両交換があったこともあってダイヤは乱れ気味。列車は勢いよく進入してきます。

カッコいいですよね…。

※以下、1号車2ドアのデータ。
16:21 長津田発。この時点では席が埋まる程度です。
16:24 青葉台着。さっそく数え忘れました…。 

藤が丘で先行の普通列車を追い抜き。雨つよ…。

16:28 あざみ野着。1人下車,2人乗車。
16:30 たまプラーザ着。3人下車,9人乗車。
16:32 鷺沼着。3人下車,3人乗車。
16:36 溝の口着。6人下車,13人乗車。
16:39 二子玉川着。15人下車,10人乗車
。ホームの向かいには渋谷方面の列車が停まっていました。やっぱり都心へ直行する方が多いのか…。
16:46 自由が丘着。3人下車,4人乗車。
16:49 大岡山着。4人下車,5人乗車。
16:52 旗の台着。1人下車,2人乗車。

乗車してみて強く感じたのは、田園都市線に6両は輸送力不足だということです。たまプラーザで9人乗車したと書きましたが、うち3人は前方に並んでいたものの列車が手前に止まったのを見て駆けてきた人ですし、先頭車や後尾車に乗客が集まりやすい傾向にあると見えます。土休日の日中とはいえ、各駅停車でも10両編成のところに6両の急行を走らせるのは乗車案内、車内の混雑のどちらにおいてもマイナスです。
東急もそこはわかっているようで、大井町線急行の7両化を計画しているようですが、京葉線と武蔵野線の混雑の差を見れば8両ですら不十分に思います。ただ、大井町駅など2面2線を1面2線に変えて6両化を実現しているようで、8両以上の列車に対応させることはできるのかいささか疑問ではあります。そうなってくると当初計画されていた大岡山で目黒線に乗り入れる案なども検討されて然りです(こちらはこちらで相鉄との直通を控え、本数の確保が厳しい気がしますが)。

急行と各駅停車の両数の差がさらに広がる…。

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