快速エアポートは空港利用者のためだけなのか

快速エアポートは新千歳空港〜札幌(〜小樽)を結ぶ列車です。JR北海道の諸問題に関連して、ちょいちょい話題になるエアポートなのですが、実際のところ利用者はどれほどいるものなのでしょうか?普通車(札幌→小樽だけですが…)、uシート(小樽→新千歳空港)どちらも乗車してきました。

ホームに上がってみると10:13発の快速エアポートは発車間際。なお、1本前のエアポートは札幌から各駅停車になり、どうもuシートにタダで乗れたよう。あんな無駄な行為をしていなければ…。

いや、そんなことより人多すぎるんですけど…。

転換クロスシートの車内は当然満杯で、デッキにまで人が流れ込む始末。そのくせ席を求めて人が流れてくるので…。

琴似:4人下車,3人乗車
手稲:2人下車,2人乗車

と、意外にも近距離利用は多くありません。まあ時間帯と方向からしてそういった流動は薄いのでしょうけれど…。
そしてこんな乗車率のまま列車は都市間列車の本領を発揮。上手いこと場所を移動できて海を眺めていましたが、もうちょっとゆったりした体勢で見ていたかった…。廃オタ的に興味のあった張碓駅跡地も不明瞭でした(私の目が節穴なだけってのは突っ込んじゃダメ)。

朝里から小樽市街に入っていき、小樽築港に停車。1人下車していきました
南小樽では4人下車。北海道新幹線の広告が印象的です。

ぷらぷら歩きながら観光し、小樽駅へ。帰りは長距離なので、さすがにuシートを利用します。

緑基調の列車にあって青色がふんだんに使用されているため、特別車であることはよく伝わってきます。ただ、やや意外なことに座席指定車でありながらuシートは3ドア。まあ、デッキのぶん座席数が減ってしまいますが、札幌駅などでの乗降数を考えれば仕方のないことかもしれません。よって、これから記述していきます乗降数は、あくまでもuシート1ブロック(半両)のデータであることをご留意ください。
まだ昼過ぎということもあるのか朝のように満杯状態ということはなく、快適な車内です。それでも11人乗車しているんですけどね。

南小樽、小樽築港での乗降はなく、検札が入ります。

検札の際の強い味方チケットホルダー

リクライニングをして海を眺めていましたが、やはり張碓駅跡地は発見できず(やっぱり目が節穴じゃないか)。そのまま石狩平野に入ります。
副都心と呼ばれる手稲では4人乗車。朝もそうでしたが、思いのほか乗降が伸びません。
琴似で2人乗車してきて札幌に到着。5人下車しましたが、逆に9人乗車。uシートの1ブロックがほとんど満席になりました

恵庭で1人南千歳で1人下車して終点の新千歳空港に到着。uシートは520円の追加料金がかかるだけあって、小樽↔︎札幌、札幌↔︎新千歳空港などのわりあい長距離な輸送が主なようです。

個人的には朝見た普通車の混雑が気になるところ。初回の記事でも紹介したように、クロスシートの車内では詰め込みが効かず、新千歳空港の時点ですらデッキに人を流れ込ませる結果となってしまいます。快速エアポートは千歳線の快速輸送も担っていますから、これでは利用が完全にパンク状態です。
やはりここは普通車のロングシート化が必要ではないでしょうか?実際、733系では普通車のロングシート化が行われています。(そういえば今回の旅行では733系のエアポートを見かけませんでした。733系のエアポートは札幌発着便に優先的に割り当てられていたりするのでしょうか?)
北海道各線にはもっと増備すべき車両があるとは思いますが、本来いるはずの利用者を失わないためにも、快適性の維持に努めてほしいところです。 

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