シティライナー

宮島からの帰りは新幹線に乗るためJRを利用することに。無論乗るのは”復活した”シティライナーです。”復活した”とは言っても以前のシティライナーは地域輸送と広域輸送を両立するためにダイヤを無理矢理つなげたような列車で、停車駅もバラバラだったのに比べると、西条→広島〜岩国のみの運行とし、停車駅を固定した今のシティライナーは全くの別列車と言えます。平日も運行してくれたら、とも思いますが、まあそれはおいおい考えていくこととしましょう。

安芸路ライナーと並ぶ看板列車だけに全列車227系での運行となっており、視覚的な印象も良好です。この日も宮島から帰る人たちがRed Wingの到着を今か今かと待っていました。

大野浦以遠からの乗客も多く、ちらほら立ち客が出る程度の乗車率に。

227系に設置された補助席

宮島口を発車した電車は複線の山陽本線を高速で飛ばしていきます。右手には白銀に輝く海が広がっており、思わず見とれてしまいます。
と、どこかの駅を通過しました。駅名標を見てみると「廿日市」の文字が。なんと、シティライナーは廿日市を通過してしまうのです!地図だけ見ていると廿日市(と阿品)を通過して宮内串戸に停車するのはなかなか意外に感じます。もっとも、乗降客数を見ればたしかに宮内串戸が一番多いのですが。
廿日市を過ぎて五日市。佐伯区の中心であり、全列車が停車します。広電五日市駅も隣接しておりそちらとの乗り換え客も結構います。
五日市を出た直後、「次は終点、広島」と放送が入ります。そう、あろうことかこの列車は西広島、横川、新白島といった乗り換え駅をことごとく通過してしまうのです。特に新白島はアストラムラインに乗り換えることで宮島口から最速で紙屋町に着けるゆえに乗降客も本当に多いと思われます。実際(?)通過時にホームを覗いてみるとかなりの乗客がいましたし(以下写真参照)。

まあシティライナーは新幹線乗り継ぎを主眼に置いた列車ということでしょうか。あるいは、広島駅再開発後に沿線の乗客を広島駅ビルに誘導する狙いがあるのかもしれません。

いずれにせよシティライナーが快適で快速な列車であることに間違いはないので、新幹線で宮島や岩国を訪れる際には利用してみてはいかがでしょうか。

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