ちょっとしたぼやき

『鉄道ジャーナル』の房総特急の項を見たり、関東大手私鉄の有料優等列車を見たりして、指定席より自由席の方が運行経費かかるのでは?と思いました。ですが、実際には自由席の方が指定席より500円ばかり安くなっています。これは是正すべきなのではないかと思っていたら、ひたち/ときわという全車指定席の特急が登場しました。これで運行経費の差がなくなったと喜んだ一方、今まで500円ちょいで行けていたのに750円になってしまうのはちょっといただけないな…とも感じました。
理想論を言いましょう。自由席の料金で乗れる全車指定席の列車が欲しいです。スワローあかぎやひたち/ときわのちょっと安い版。車内料金はプラス500円くらいとってもいいかもしれません。座席上のランプがあればいいですが、なくてもまあアリでしょう。

むろん実現にはかなり高いハードルがあります。おそらく減収の幅はそれなりのものになってしまうでしょうし、どうもマルスの維持費がかかるらしい、というのも聞きます。750円という金額は自由席に比べれば高いですが、指定席の料金から比べれば安くなっているので妥協すべきかもしれません。
とりあえずはスワロー料金で我慢しますので、自由席と指定席の価格差が是正されることを望みます。

コメント

  1. 空想委員 より:

    こちらにコメントするのは初ですね。今まで密かに読んでおりました、空想委員です。

    さてJR特急の値下げと全席指定化の話ですが、私も同じことを思っていました。
    私の住む名古屋では、ご存知かと思いますが
    ・名鉄特急→特別車と一般車があり両者は車内設備が全く異なる
    ・近鉄特急→全席指定
    ・JR特急→指定席と自由席があるが、名古屋~桑名など一部区間を除き自由席でも近鉄特急より高い
    と、まさに三者三様となっております。その結果、名鉄沿線民と近鉄沿線民とJR沿線民で列車種別に対する認識の食い違いから会話に齟齬が発生するなどしており、どうにかならないものかと考えた結果
    1.自由席と指定席を一列車内に混在させることは、名鉄特急のように車内設備に決定的な差がある場合に限定する
    2.そのうえで”特急料金”は制度上廃止、「指定席料金」(寝台特急なら「寝台料金」)に一本化し、料金体系を簡素化するとともに”一部特別車特急”が名鉄と南海以外に拡大する道を開く(必要かどうかは別として)
    という風に各社で共通化してほしいという結論に至りました。またJRについては、上記の改革を実現させたうえで短距離ではどの列車も500円程度で特急を利用できるようにし、JR線にも私鉄並みの気軽な速達・座席指定サービスを提供してほしいものです。そして全席指定の列車は「特急」に一本化し、”ライナー”も”全席指定の快速”も消滅させて種別を整理(「ホームライナー」は”通勤専用特急”の列車愛称にでもしましょう。長距離を走る座席指定快速が事実上値上げになるということなら列車愛称別特定特急料金でもやりしょう)、ついでに各線で最速の”快速”(東海道本線なら特別快速、関西本線なら「みえ」)を「急行」に改名し、大手私鉄との差異を可能な限りなくしてわかりやすくしてほしいものです。

    • ばか者 より:

      空想委員さんが今まで読んでくださっていただなんて…ありがとうございます。

      たしかに、各社で”特急”の内容が全く違うと、特に鉄道に詳しくない方だと行く先々で間違いを引き起こしてしまう可能性がありますね。極端な話ですが、普段東急の特急に乗り慣れていた人が西武線に行ったときにレッドアローにポンと乗り込んでしまうことだって考えられないわけではありません。

      個人的な考えですが、
      ・自由席は追加料金なしとする
      ・指定席は全車指定で追加料金が必要なものとする
      の2点さえ守れば、鉄道会社間の”特急”観の差は埋められるのではないかと思います。

      JRが今の自由席特急料金で指定席に乗れるようになったらいいのですがね…。

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