房総ローカルGO! 銚子電鉄の行く末は?【その1】

銚子電鉄と言えばせんべい販売で成り立っていると言われるほど赤字のイメージが強い路線ではあるが、ここ最近は近隣の高校生の支えもあって何とかなっているようである。そこで、利用実態はどうなのかと思い乗車した。

しおさいを降り、銚子電鉄線の発着するホームに向かうと、青い列車が待ち構えていた。

なかなか海らしくて良いと思う。以前の車両(↓)は赤が基調だったからイメージチェンジにもつながるのではないだろうか。

それにしても以前は単行だったのに急に2両編成とはどうしたんだろうかと思う(たぶん1M車化する資金がなかったのだろうが…)。車内に入ってみれば車掌が検札をしている。そういえば小湊鐡道も2両編成ツーマン体制だったよな…と思いつつ待っていると、列車はゆっくりとホームを離れた。
線路規格が低いようでスピードは全く上がらない。駅間も短いし、観光利用ならこのくらいの速度で充分なのだが。

観音駅で下車。棒線駅にもかかわらず駅員がいるとは驚きだ。切符を見せて改札を抜けるとたい焼き屋が軒を構える。

なんだったらたい焼き屋に改札業務を委託してもいいのに…と思ってしまう。あるいは銚子電鉄でたい焼きにも手を出してみるか(笑)

10分ほどで列車が来たので乗り込む。こちらは海に対して森のようだがどうしても古臭い感じが否めない。

一駅戻って仲ノ町で下車。
仲ノ町には車庫があり、入場券を買えばだれでも車庫見学ができる。鉄道ファンにも会社側にもいい政策だ。ファンが立ち入り禁止のところまで入らないようにする工夫は必要だが、赤字に苦しむ地方私鉄でも取り入れていいように思う。

車庫に留置してあった車両。これ現役なんだよな…?

折り返し電車に乗り込み、一路君ヶ浜へ向かう。途中の笠上黒生で列車交換を行うと、ここから先は無人駅であるとのアナウンス。さすがに全駅有人では経営も成り行かないであろう。
ただ、車掌がいるから開くドアが限定されるということはなく車内を前後に移動することはない(その反面車掌の業務が増えてしまうが…。実際に君ヶ浜でも前駅で乗った乗客に切符を確認しているあいだに駅に到着してしまい、慌ててドアを開け降車客の切符を確認し乗客を誘導して…という具合であった。)。

当の君ヶ浜駅は南国らしい駅舎だが、肝心の浜が見えない(ミストソリューションってなんだよw)。

いたって普通の田畑を抜け、薄暗い防風林を通った先に浜はあったが、もう少し近づけられなかったのかと思う。

次回につづきます

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