みどりの行く先

宮脇俊三氏が「おおとり」とともに愛称を忘れる特急として挙げていた「みどり」。鹿児島本線・長崎本線・佐世保線経由で博多と佐世保を結んでいます。長崎新幹線開業で運行体系の変化も予想されるということで乗車してみました。

列車がやってきました。ただし正面に見えるオレンジ色の部分はハウステンボス行きの特急ハウステンボス。みどりは後ろ4両です。

みどりに充当される783系は各号車中央にドアがあり、客室が前後に分かれています。このような構造は短編成でも多様な客室(指定席/自由席、喫煙車/禁煙席など)を設定するのに役立つそうですが、乗客としてもちょっとした個室みたいでなかなか快適です。

※以下、6号車B室のデータ

16:03 新鳥栖発。乗降なし。
16:16 佐賀着。4人?下車,1人乗車。
16:27 肥前山口着。2人下車。

肥前山口を過ぎたところで長崎本線から分岐します。本線なのにあちら側が大きくカーブして分かれていくのは、元々こちらの早岐まわりが長崎線で、後から肥前山口~肥前鹿島~諫早のルートが建設されたからでしょう。そう考えると、長崎新幹線が武雄温泉経由となったのはある種里帰りと言えるかもしれません(事実当初は早岐を経由する予定だったといいます)。

16:43 武雄温泉着。1人下車,2人乗車。その武雄温泉に到着。2022年秋の新幹線開業に向け、着々と工事が進んでいるようです。
16:57 有田着。乗降なし。
17:11 早岐着。2人?下車,乗車なし?

17:17 早岐発。早岐ではハウステンボスと切り離されたのち、逆向きに発車します。ただ次が佐世保とあって座席を回転させる人はいません。

ちなみに、早岐~佐世保は乗車券のみで普通車自由席に乗車できる特例が設けられてます。今回はみんなの九州きっぷで乗っているので関係ありませんが、この特例に伴って特急料金は早岐までで計算されるようです(どこかの東武とは大違い)

17:26 佐世保着。

列車の本数が削減されホームを持て余し気味な佐世保駅。これ以上寂しくならないことを祈るばかりです。

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