奥津軽いまべつ駅と津軽線の未来

東京から始発のはやぶさで3時間半。奥津軽いまべつ駅にやってきました。列車全体で下車3人(?),乗車1人と、新幹線駅では利用者数ワーストなのも納得の乗降状況です。

津軽を冠するとおり青森県に位置する駅ですが、所属はJR北海道。当然JR北海道管轄駅では最南端です。

窓の外には線路がもう2本。貨物列車などが待避するための狭軌線です。

ホームの外に出られる扉もありました。保線なんかで使うんでしょうか。

改札を抜け、長い通路で先ほどの待避線などを跨いでいきます。

貨物線の下に潜り込む三線軌条は保線用のものだとか。

駅を出たところには町営の無料駐車場が。駅とは連絡通路で結ばれており、雨でも濡れる心配はありません。

通路は駐車場の先、道の駅まで続いていました。各種特産品の販売はもちろん、レストランでいまべつ牛のステーキなどを提供しています。

道の駅の横にはこじんまりとしたホームが。津軽線の津軽二股駅です。正式な乗換駅ではありませんが、青春18きっぷのオプション券で青函トンネルを抜ける際なんかはこちらで乗り換えるよう案内されています。

ただこの時間はしばらく列車がないらしく、車止めを置いて線路上で何やら工事をしていました。オプション券が発売されるときも多少話題になりましたが、基本的に新幹線と津軽線は乗り継ぎを考慮していないようです。

では、奥津軽いまべつを訪れた観光客は道の駅で待ちぼうけかというと、そうでもありません。バスがあります。

いずれもマイクロバスながら、津軽中里(手前)、今別経由袰月(真ん中)、今別経由三厩(いちばん奥)の3方面へ。三厩では竜飛崎へのバス、あまりいないとは思いますが袰月方面の終点・平舘バス回転所では蟹田方面へのバスにも接続しており、津軽半島北部の各地へ向かえるようになっています。

津軽線はただそばに走っているだけという印象を受けました。今後、津軽半島の交通体系はどうなっていくのでしょうか。

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