そうこうしているうちに船は豊後水道に入り、佐多岬を過ぎました。そんじゃ行きますかっ!!
やってきたのはグリル「ダフネー」。コース料理を提供する、いわばレストランのワンランク上の存在です。完全予約制で、東京九州フェリーでは当日窓口または案内所でのみ受け付けています。
ちょっぴり高級感の漂う店内ですが、客は私たちともう1組しかいません。多少の粗相をしても許されそうなのが助かります。しかもそのもう1組もフォロワーさんだったとかいう…
席に着くなり食前の梅ジュースを皮切りにテンポよく料理が運ばれてきます。なかでも印象に残ったのは強肴の桜えび柳川風。きわめて濃い味で猛烈に米が恋しくなりました。欲を言えば東京九州フェリーオリジナルメニューだともっと嬉しかったな。
あっぱれ!って感じのひと時を終えて部屋に戻ると、名門大洋フェリー、阪九フェリーと立て続けに反航しました。新門司港はもう目と鼻の先です。
着岸しました。先ほどグリル南航メニューを食べたのでここは敦賀のはずです。
東京九州フェリーは〈はまゆう〉〈それいゆ〉でもじゅうぶん楽しいのですが、客室や供食設備が多彩な〈すいせん〉はそれにも勝ると思いました(劣るところといえば外部デッキの狭さとBBQがない点くらいでしょうか)。日本海側も忙しい時期で難しいでしょうけれど、ぜひ夏のシーズンに代船運航を定期化してほしいです。実現の暁には東京九州フェリーオリジナルグリルメニューを…!
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