アートの島は船から始まる

アートの島、直島。そこへの船はアートの島にあわせてデザインにも気を使っているようです。どんなものなのか見てみましょう。

高松駅前から通路を歩いていくと港のターミナルが見えてきます。もともとはここの1階に切符売り場があったそうなのですが、特に車利用者から不便だという苦情が出たそうで今では単なる複合ビルになっています。

ビル脇の通路を突き当たりまで進むと時刻案内がお出迎え。フェリーに乗るなら左手、高速船なら右手に進めばいい(ただし男木島・女木島へのフェリーのみ高速船乗り場から出発)とのことで非常にわかりやすいです。しかしフェリー・高速船とも2バースしかないのに相当の本数が発着するんですね…。

それを証明するかのように小豆島行き第七しょうどしま丸が出航するやいなやお目当てのなおしまが入港してきました。側面の赤丸が印象的です。

見事な回頭。奥にはまだ第七しょうどしま丸も見えます。

接岸に見惚れて乗り遅れるところでした…。急いでフェリー乗り場への通路を歩いていきます。

結局、切符売り場はフェリー・高速船各々の発着所に設けられることとなりました。

古めかしさもありつつ案内のしっかりしている切符売り場。奥では改札も始まっており、本当にギリギリでした(すこしはフェリー乗り遅れ事件から学べよ)。

ボーディングブリッジで船内へ。

船室に入ると木を使った座席があたたかみを与えてくれます。

もっとも座面はこんな感じでお尻が痛くなることはないと思います。

どっかで見たような見たことないような座席の手すり。船名の主張が激しくないので水戸岡デザインではないと思いますが…。

中央部にはソファ席もあります。

前方トイレ前の仕切りには水玉の鏡が。落ち着くけれども不思議な空間です。

ひととおり船室を見回ったところでデッキに上がってみます。

高松の街と似合いますねw

円卓。グループでのご利用にどうぞ。

柵際には外向きのベンチもあります。2人区画に分けられているのでカップルにぴったり?

四をかたどった四国汽船のファンネル。シンプルですがかっこいいです。
柵にもマークがついてました。

と、お隣のバースでは第一しょうどしま丸が接岸中。船には明るくなかったので、まさか半年後に休止されてしまうなど思ってもみませんでした。

10:14 高松港発。船室・デッキを見回った限りざっくり100人ほど乗船しているようです。

空いたバースには入れ替わりにしょうどしま丸が入港。本当に忙しい港です。

港を出るとこんどはRED BIRDとすれ違いました。

軽く右手に進路をとると、いよいよ瀬戸内航路を横切ります。

さっそく前を横切って行ったのは日本海運の黄隆丸。ファンネルのロゴ通り日本通運の関連会社です。
浪速タンカーが運航する神社丸。黒油と呼ばれる黒っぽい重油を運搬しているようです。
なんかおそろしい数の船が…
すぐ目の前を通過して行った新洋はベリーズ船籍。

操舵室(?)を覗きこんでみたらなにやら植物が。なんだ…?

前方には何やら工場が。
こじんまりとした集落も見えてきました。

まもなく到着とのアナウンスも入ったところで直島・宮浦港が見えてきました。

有名な赤かぼちゃは港にあったんですね。
名残惜しいですが早くもお別れです。

宮浦港での下船は車両甲板からになります。

折り返し便にもなかなかな人数が乗船していきます。

赤かぼちゃとのツーショット。お似合いですね。

港でぐだぐだしていると、横を第一しょうどしま丸が過ぎていきました。直島と荒神島にはさまれた当地は宇野と高松を結ぶ最短経路のようです。


航路そのものの見どころの多さに加え設備も整っていて快適でした。1時間弱で降りなければならないのがもったいないくらいです。

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