アートとアートを結ぶ鳥

直島アートサイトの舞台である直島、豊島、犬島。瀬戸芸を機にこの3島を結ぶ航路が誕生しました。美術館が休館の日は当該島には寄らないなど観光に特化していそうなこの航路。実際のところはどうなのでしょうか。

鉄板屋根に全面ガラス。直島・宮浦港のターミナルは吹き抜けるようです。中央の窓口で乗船券を買い求めましたが、実はここはフェリーの乗り場。高速船は少し離れたところからの発着になります。

徒歩3分ほどで高速船のりばに到着。

もう船が停まっている!と思ったらこちらは宇野行きでした。

豊島・犬島だけでなく宇野や高松にも(というかたぶんこっちがメイン)高速船が出る宮浦港。出航時刻が近接する便では誤乗を防ぐため桟橋手前に待機列が設けられます。

宇野行きが出航すると待機列は桟橋へ誘導され、同時に船もやってきます。

乗船するのは四国汽船サンダーバード。四国汽船には先ほど宇野へ向かったRED BIRDを含め4隻もの○○バードが在籍しています。

12:10 宮浦発。36人乗船。

フェリーからも見ましたが、海から見える直島の姿はなんとも不思議です。直島がアートの島に選ばれたのはこういったところもあるのでしょうか。

はにゃ?

ふいに貨物船っぽいのが現れました。

実は直島北部には三菱マテリアルをはじめさまざまな工場が立ち並んでいるのです。今の船もそれに関連したものなのでしょう。ちなみに、この近くの風戸港へは宇野からフェリーが出ているのですが、貨物車両の航送が目的のため徒歩や自転車での乗船は認められていません(自動車で乗りこむことは可能なので一度試してみては…?)。

しばらくして速度を落としたと思ったら豊島・家浦港が見えてきました。

宇野行きの“ひかり”と反航します。今治高速船や三原観光汽船を渡り歩いてきた歴戦の猛者だそう。一度乗ってみたいですね。

12:33 家浦着。31人下船,5人乗船。

船内はすっかり空になってしまいました。せっかくなのでデッキに出てみます。

デッキっぽいイスが並びます。
古めかしい雰囲気の漂う家浦港。こんどは降り立ってみたいですね。

12:40 家浦発。

なんかいろいろ泊まってますがこれは一体…。
モーターボートが航跡を横切っていきました。

謎の黒い建物と煙突が見えてきました。

INUJIMAと書かれた謎の建物。後で行ってみたらチケットセンターでした。各種航路のチケット、さらには精錬所美術館や家プロジェクトの入館券も取り扱っているようです。

13:04 犬島着。10人下船。

乗客の大半が豊島で降りてしまったことが印象的でした。犬島に行く貴重な手段なのですがね…。

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