退役目前!さるびあ丸の歩き方

2020年夏、東海汽船はジェットフォイルと貨客船を1隻ずつ新たに就航させます。今回はこれに伴い退役となるさるびあ丸に乗船してきました。

※今回、同郷のスタハン氏とご一緒させていただきました。同氏のサイトに旅のあらましが記されていますのでそちら(↓)もぜひご覧ください。

伊豆大島弾丸旅行(1) : 階段下
皆さんは伊豆大島を御存知でしょうか。 私は幼稚園の頃からクレヨンでよく日本地図を描いていたのですが、静岡県の下あたりに円形の島を描いていました。つまりその頃から認知していました。遡ること年末、同郷のばか者氏に「伊豆大島行きません?w」とTwitterで誘いました

ターミナル目の前にはゆりかもめの竹芝駅がありますが、お値が張るので浜松町駅から歩くことに。

北口の改札を出るとさっそく東海汽船の広告が登場しました。案内のとおり右手に進みます。

ゆりかもめの高架をくぐればもうターミナルです。途中寄り道しましたが10分もかかりませんでした。

なんやこいつ…(渋谷にあるモヤイ像のお仲間らしい)

とりあえず中央広場をまっすぐ突っ切っていったら(暗いところに池があって一瞬落ちそうになりました…要注意です)右手に橘丸の姿が見えました。わがさるびあ丸の30分後に出航し、三宅・御蔵を経由して八丈島まで向かう船です。

フォークリフトがせっせと動き回っています

そして左奥に停まっているのが今回乗船するさるびあ丸。

22時の出航に向けちゃっちゃかコンテナを積んでいっています。今や離島航路も多くがカーフェリーでの運航となってきましたが、東京から伊豆七島への航路は依然としてただの貨客船。トラックをはじめクルマは自走で乗りこめませんから、このクレーンによるコンテナ荷役が島の生命線なのです。

いつまでも見ていられそうな光景ですが、締切もあるのでひとまず乗船手続きへ。

窓口は広場の右手側。橘丸の方になります。

手前が三宅島・八丈島方面橘丸、奥が大島・神津島方面さるびあ丸の窓口です。船の位置関係と一緒だったら直感的に理解しやすそうですがなにか事情などあるんでしょうか?

窓口で予約番号を告げて代金を支払うと乗船券を渡されます。往復まとめて予約したので2枚とも発券されました。なくさないようにしないとな…。

ということで入手したのがコチラ。乗船前に右側のご乗船票に氏名やら住所やらを記入する必要があります。あまり船に乗らない身ですが、ここまで乗船券に個人情報に書かせるとこって他にあるんですかね…?

チケットホルダーがありました。素敵ですね。

乗船票に必要事項を記入していたら乗船開始となりました。慌てて乗船口へ向かいます。

建物を出て先ほど船を見たところを抜けてさるびあ丸側の建物へ向かいます。屋根があるとはいえ横風は避けられません。さるびあ側の建物で乗船手続き出来たらいいんですけどね…。

もたもたしていた覚えはないのですが、乗船口にはあっという間に長蛇の列ができました。閑散期でもこんなに利用者いるんですね。

建物の入口で乗船票をもぎられ、1階上がります。ここ、通路だけにしておくのはもったいない雰囲気ですね。

丸みを帯びたボーディングブリッジ。これから飛行機に乗るんだっけと勘違いしてしまいそうです。

今回利用するのはCデッキに位置する特2等。他社でいうところの2等寝台…かと思いきや実は2等和室を2段ベッド風に魔改造しただけのシロモノだそう。床はカーペットで横になると硬さがどうにも気になりますし、下段だと上段の人が動くたびにミシミシ言ってうるさいです。

2等和室は最下層のEデッキに。20世紀の船だけあって頭部の仕切りもないストロングスタイル。なお、毛布は1枚100円で借りることになります。

2等には椅子席も用意されています。こちらは和室と特2等の間のDデッキ。案外和室よりこっちの方が眠りやすいかも?

釣り人も多いからかこんなこともやっているようです

そうこうしていると突然銅鑼が鳴らされました。出航5分前の合図です。外に出ましょう。


ボーディングブリッジはBデッキにかかっているので、Cデッキからはブリッジの下側を見られます。これも他所では見かけないかも(?)

Aデッキまで上がれば一転ブリッジを上から見下ろせます。

上に下に駆けまわった挙句、一番下のDデッキに落ち着きました。もう岸壁とほぼ同じ高さです。

22:00 出航!

いずれは橘丸にも乗ってみたいですね。

出航するとすぐにレインボーブリッジをくぐります。天気の子に登場する光景とあってみなさん写真を撮っていました。


さて寒いですしそろそろ中に戻りましょう。

レストランは特2等と同じCデッキにあります。営業時間はコロコロ変わるようなので乗船したら早めに確認をしておきましょう。なお、竹芝~大島間では出航直後の夜食帯しか営業しておらず、今回利用することはありませんでした。

フリースペースがほとんどないためか、レストランは夜食帯の営業が終わると翌朝まで開放されます。翌朝到着よりはるかに前に目覚めてしまったときの時間つぶしに使わせてもらいました。

店内はこんな感じ。案外狭いですね。

Cデッキ中央には食品系の自販機も設置されている…のですが、4基あるうちの中央2機にはカバーがかけられ利用が停止されていました。見たところおなじみのニチレイ冷食のもののようでしたがナゼ…?

ただなんと一番奥にはカップヌードルの自販機があります!…なぜか中の商品は別物ですけれど…。

ちなみに同じくCデッキの案内所には引退記念のスタンプが置いてありました。図柄についてはスタハン氏の記事をご覧ください。


22:28 船内ビデオが上映され、1時間後に消灯される旨が告げられました。船内も一通り回りましたし、明日は朝早いのでそろそろ横になっておきましょう。

23:03 夜間事故防止のためCデッキの外部甲板が閉鎖されました。これ以前にDデッキも閉鎖されており、残るは上部2デッキだけです。

23:30 消灯されました。なかなか眠れませんねこれ…汗


レストランのところでちらりと触れましたが、翌朝は5時くらいには起きてしまいました。レストランでひとりぼーっとしていると5時ちょうどに本日最初の放送が入り、大島・岡田入港、利島就航、神津島・多幸湾三浦港入港が告げられました

はやくも岸壁が見えてきました。

06:00 大島(岡田港)入港。120-30人は降りたでしょうか。

丸みを帯びたさるびあ丸のおしり。こうしたスタイルは旧来のもので現在ではなかなか見られないもののようです。実は今回この丸尻を拝みにはるばるやってきたと言っても過言ではありません…笑


レストランで食べられるジャンボエビフライカレーや、大島より先の島々も気になるので再び乗りたいところですが、居住性をかんがみるに再訪は新造船に置き換わってからになりそうです。

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