空港アクセス船の可能性

長崎空港からはハウステンボスだけでなく、長崎近くの時津へも船が出ており、一定の利用者がいることを前回紹介しました。これを見た私は思いました。幕張新都心と羽田空港を結ぶ高速船を運行できないだろうかと。

現在、幕張新都心と羽田空港は高速バスによって1時間弱で結ばれていますが、地形の都合から三角形の二辺を通るようなルートとなっています。これが船であれば三角形の斜辺を進むだけで十分ですし、なにより渋滞による遅延が発生しません。走行するのは内湾だけなので運休もほとんどないでしょう。

羽田空港では国際線ターミナルから10分ほどのところに桟橋があるので、そちらに発着させればよいでしょう。遠いのでどうにかして国際線ターミナル直結にできないのかとは思いますが…。
また、幕張新都心側は幕張メッセやマリンスタジアムにほど近い浜田川河口付近に桟橋を建設すれば問題ありません。

なお、この航路ですが2020年の東京オリンピックで選手輸送に使えるのでは、とも思っています。船で輸送すれば混乱を避けられるでしょうし、水の街東京にふさわしいのではないかと思います。


5/13追記):

現状、羽田空港の桟橋使ってるのってお台場行きと横浜行き各1往復だけで、実質観光目的みたいなもんなんですよね…。それに比べれば幕張羽田線ははるかに実利のある路線だと思います。そういえば、20年くらい前には幕張羽田線が実際に走ってたとか。噂で聞いた程度で、一切裏付けできていないのですが…。

ちなみに、僕が空港アクセス船のモデル(?)としてるのは大分空港のホーバーです。船体の老朽化で廃止になってしまいましたが、あそこも三角形の斜辺を突っ切るような航路だったんですよね…。やはり前後のアクセスの良さが肝となりそうです(そうなると羽田空港の桟橋が窮地に…w)。

コメント

  1. 空想委員 より:

    浜田川河口がどういうところか気になったのでグーグルマップで見てみましたが、幕張新都心ヘリポートのあたりを整備すれば、旅客ターミナルも楽に建設できそうですね。アクセス交通としてはマリンスタジアムへのバス路線を活用したいものです。渋滞については、東京国際コンテナターミナルのある大井ふ頭への貨物船航路を横切るのが少し気になりますが、まあ浦賀水道を通るわけではないし大丈夫かな。運賃も、関東は地方より所得の高い人が多く住んでいますから、多少高くても大丈夫でしょう。

    「ハウステンボスへ船で行く」のコメントでは少しネガティブに書かせていただきましたが、私は一方で日本は島国であり、世界有数の海国であるにも関わらず、旅客輸送における船の分担率が低すぎるのではないかと常々思っております。色々な区間に実用的な航路が運行され、もっと多くの人が船を利用する世の中になることを願わずにはいられません。

タイトルとURLをコピーしました