向日葵の花は夏だけじゃない【前編】

前回までは18きっぷでひたすら東海道路を進んできましたが、ここからはフェリーに乗ります。こうすることで関東から九州まで無理なく丸1日で向かえるのです。
間に瀬戸内海を擁するだけあって関西~九州の航路はさまざまですが、今回乗船するのはフェリーさんふらわあの神戸~大分航路。東海道線からアクセスしやすく、大分という普通列車ではやや行きづらいところに直行してくれるのが魅力です。

この神戸六甲港へは阪神御影から阪急御影、JR住吉、六甲ライナーのアイランド北口を経由する連絡バスが運行されています。そこで、三島氏にはコアラ氏とともに阪神御影からバスに乗ってもらい、途中の各バス停で同行者が次々と乗り込んでくる=明かされるという演出をしようと企てていました。

岡本から1駅だけ阪急電車に揺られ、御影駅で福浦氏、たんたか氏と合流。たんたか氏はJR住吉から乗車の手はずだった気がしますがまあいいでしょう。3人でバス停に向かうと意外にも10人ばかり先客がいました。

バスが到着してみてびっくり。なんとすでに通路が乗客で埋まっているのです。我々含め阪急駅で待っていた方は無事押し入ることができましたが、これから先JR住吉とアイランド北口でも同等の乗客が控えていると考えるとおぞましいです。
結局、JR住吉では10名弱、アイランド北口では1,2名乗りこめただけであとは皆積み残しとなりました。アイランド北口から乗車する予定だったTiger氏は当然乗車できず、フェリーターミナルまで歩いてきてもらうことに。

ほとんどの乗客が降りましたが、このバスは阪九フェリーのターミナルまで向かいます。
以前神戸~大分航路を運航していたダイヤモンドフェリーの文字がこんなところに。

Tiger氏を待って中へ。

手続きついでに窓口でSUNQパスを買い求めます。九州および下関で運行しているほとんどのバス(+一部の船)で利用できる当パス。バス趣味人の自由気ままな旅には欠かせません。
ちなみに、九州域外の販売所では基本的に引換券の発売となり、九州島内の指定窓口で原券と引き換える必要があるらしいのですが、当航路の場合窓口の開かぬうちに九州に着いてしまうため、原券を販売してくれるようです。

3階に上がってみると待合ロビーは人で埋め尽くされていました。

奥に見えるのは阪九フェリーやまと。あちらも乗ってみたいですね。

ちなみに今回はメンバーの多さを活かしてさまざまな等級の部屋を利用してみました。

まずは一番お手頃なツーリスト。仕切りもないただの大部屋です。さすがに居心地がよくないのか、深夜のプロナムードに並ぶ椅子はツーリスト利用者らしき方々で埋まっていました。

私は一つ上のランク、プライベートベッドに。カプセル型寝台も各社に浸透してきましたね。

天井は低いですがコンセントやテレビもあり必要十分という感じ。窮屈さも起きている間パブリックスペースにいれば解決するでしょう。

つづいてスタンダード。1人部屋ですが、上段のベッドを下ろせば2人でも利用できるようです。シャワーはもちろんトイレも付いておらず、ここもパブリックスペースの活用が前提になります。

スタンダード以上は個室となるのでカードキーが渡されます。

そして最上級の個室、デラックス。

室内の様子はもはやホテルです。写真はありませんでしたが、トイレに加え浴室もあったそう。

そしてなんとデッキまで。19時発の6時20分着ゆえにあまり眺望を楽しめなさそうなのが惜しいです。


各々荷物を片付けていると早くも出航時刻が迫ってきました。初めての長距離フェリー旅どうなるんでしょうか…?

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