ハイテク急行~狙い撃ちのバス~

タイトル考えるのだるい…()

さて、昨年12月に幕張本郷駅朝ラッシュ時の凄まじい混雑を見てきましたが、今回はその中でも”ハイテク急行”というバスを取り上げます。この路線は朝ラッシュのみに運行される系統で、幕張本郷駅からハイテク通りを経由してテクノガーデンに向かうものです。中でも急行は幕張本郷駅からハイテク通りまで完全ノンストップであり、通勤輸送に特化した存在となっています。

幕張本郷に着いたのは8:30をまわった頃なのですが乗客はまだまだ多く、ハイテク急行を待つ列は未だに1番乗り場近くまで伸びています。私が並んで少しすると8:39発のバスが到着。列がどんどん吸収されていきます。が、この乗客の多さは通常のバスでは賄いきれず、私の10人前くらいで「次のバスはすぐ来ます!座っていけます!」と案内の人が叫び出しました。先は急いでいないので誘いに乗り、横にはけます。
案内のとおり8:39発のバスが出るとほどなくして8:44発のバスが滑り込んできました。ハイテク急行の停車駅もすべて幕張本郷から220円区間なので、前払いになります。最終のハイテク急行なので混むかと思いましたが、それまでのバスと同じくらい(それでも満員状態です)の乗車率で発車しました。本線急行乗車ルポのときにも書きましたが、途中停留所での乗降がないのは快適です。幕張西第三公園で各停バスを抜くなど速達もしていますし。
少し意外でしたが、ハイテク急行は富士通も通過しました。まあ経路上にあるとはいえ他路線でカバーできるなら輸送力の大きい本線急行に乗ってもらったほうが得ですからね。
 ということで最初の停車駅、シャープ・SIIに到着。一気に30人ほど降りていきます。この2企業など富士通から歩いてもそんなにかからないと思うのですが…。
 次のキャノンマーケティングジャパンでは降車4人のみ。本線のバス停からの距離を考えればこちらのほうが降りそうなものですが、キャノンは出社時間が他と違ったりするのでしょうか?
 そしてIBMで15人ほどが下車し、車内はカラになりました。自分は終着のテクノガーデンまで乗りましたが、ここまで来るとハイテク急行が優位に立てる勤務先はないのでしょうか。


最終便でもかなりの混雑を見せるハイテク急行。まさに通勤時間帯に狙い撃ちするように設定されています。ハイテク急行のルートは本線からわりと近いので、新交通システム建設時に代替路線を設定する必要はないとも言えますが、一方で乗客がとても多いのも事実です。悪い言い方になってしまいますが、このハイテク通り経由便が新交通システム建設の足かせになっていると思います。どうすればいいのか…。


運行:京成バス
系統:幕03急行
区間:幕張本郷駅→テクノガーデン
本数:朝ラッシュ時テクノガーデン方面のみ16本
※情報は2016年12月乗車当時のものです※

コメント

  1. SHINO より:

    ハイテク急行に乗車されたのですね。貴重な情報発信ありがとうございます。

    私はハイテク急行は観察のみですが、まず思ったのが「これは便利だわあ」です。シャープ・SII・キャノンマーケティングジャパン・IBMなどの企業にとっては目の前まで運転してくれるので超絶便利な仕組みとなっているのです。

    もし、幕張本郷・海浜幕張間に新交通システムを建設するのであれば、富士通駅を降りた地点からヒューダーバスとしてハイテク通りをぐるぐる回って無料運転?して利便性を維持する方法もあると考えました。

    • ばか者 より:

      コメントありがとうございます。
      富士通バス停から目と鼻の先にあるようなシャープ・SIIですら大勢の利用者がいるのですからハイテク急行の「目の前まで行ってくれる」便利さは凄まじいものがあるのでしょうね。

      ただ、新交通システム建設時の代替路線として富士通からのフィーダーバスというのはちょっとどうなのかな…と。仮に対面乗換になるとしても直通のメリットは失われてしまいます。それよりは多少到達時間が遅くなってもハイテク通り経由の各駅バスを走らせたほうが意味があるのではないでしょうか。到達時間が遅くなっては困る、というのならば残念ですが本線の停留所から歩いてもらうしかないでしょうね…。

タイトルとURLをコピーしました