富山県

バス

普通に行きたい人もいる

 北陸新幹線の開業で東京と富山は2時間余りで結ばれるようになりました。当然、同区間の航空便は全廃され空港は無用の長物になる…と思いきやフタを開けてみると航空もなかなかの盛況っぷり。今回は富山駅から空港に向かう路線バスに乗車し、富山市街の空港需要はどれほどなのか探ってみます。 さっそくバスがや...
自転車

アヴィれ!

 新レンタサイクル論で紹介した富山市のコミュニティサイクル“アヴィレ”。さっそく利用してきました。  富山市街の滞在時間が短かったのとクレジットカード登録が面倒だったことから1日パスを利用することに。富山駅南口目の前のCiCインフォメーションで利用したい旨を告げ、所定の用紙に住所や電...
バス

笹津線は串になれなかったのか

 富山地方鉄道笹津線は南富山と笹津を結んでいた路線で、地図上では富山市の南北の軸に見えます。南富山から市内電車に直通してLRTに…と妄想も膨らみますが、実は笹津線は1933年に業績悪化から廃止されており、戦後いったん復活するものの1975年に再び廃止されています。本当に需要がないものか並行する路線...
バス

LRTの証

 LRTといえば超低床車の導入や鉄道線への直通が思い浮かびますが、バス路線網の整理などの交通再編も欠かせません。LRTの先駆けと言われる富山ライトレールではバス路線再編もきちんと行っていました。  神通川の左岸河口部に位置する四方の町。かつては射水線が走っており現在も並行バス...
バス

死んだ後

 富山新港建設に伴い新港東口~越ノ潟が分断されてしまった射水線。渡船と接続し最低限の利便性を確保していたはずですが、乗り換えの不便が祟ったのか東側の新富山~新港東口については1980年に廃止されました。西側の万葉線のように残すことはできなかったのか、廃線跡をなぞるように走るバス路線に乗車し...
自転車

シクロシティ富山“アヴィレ”~先駆者ゆえの苦悩~

 日本で最も早くコミュニティサイクルを導入したのは交通先進都市と名高い富山でした。富山港線のライトレールへの転換や中心街を走る環状線の新設(復活)とヨーロッパ式の交通網を整備してきた富山だけに、コミュニティサイクルも導入しないわけにいかなかったのでしょう。自転車の外観からしてパリのヴェリブ...

県営の船

 観光目的でない県営の航路というのは実は3県しか存在しないそうです。その中でも富山県営渡船は出自が一風変わっています。  もともと当地には放生津潟という潟湖(ラグーン)が存在していました。潟は海とつながっていましたが、両側から砂州が伸びてきており道路も鉄道も橋を架けて渡っていたのです(浜名湖...
鉄道

電車はなぜ走るのか

 富山県高岡市・射水市を走る路面電車“万葉線”は、乗客の減少から運営する加越能鉄道が廃止の方針を打ち出し、第三セクターの万葉線に引き継がれることとなりました。他の路面電車と同じく超低床車も導入されていますが、実は高岡市の人口は路面電車の起点の人口としては日本最小。なぜこうも他都市と同じように振る舞...
航空

あなたはどっちを選ぶ?

富山ライトレールの一部区間が複線化されますます注目を集める(?)富山。東京からは新幹線で2時間強ながら航空便も残されており、どちらを選択すべきか悩ましいところです。そこで今回は航空と鉄道、それぞれの上位クラスについて比較してみます。 ※当記事は個人の主観を押し付けるだけのものです。写...
航空

プレミアムな旅は必要ですか?

ANA国内路線のほとんどで設定されているプレミアムクラス。なんと、羽田〜富山といった短距離の路線にも導入されています。このような短距離の路線でプレミアムクラスを利用する意味はあるのか調査してきました。
鉄道

北陸新幹線はかがやいているのか

開業からはや4年。毎度好調が伝えられる北陸新幹線に乗車してきました。 乗車するのはかがやき545号。定期ダイヤでは日中はくたかばかりの北陸新幹線なのですが、週末となると連休でなくとも臨時のかがやきが多数運転されるのです。これだけでも北陸新幹線の盛況ぶりが伝わってきます。 ...
鉄道

電車で帰ろう

大学前で私を待っていたのは8000形でした。地鉄電車の中で一番好きな車両なので、若干テンションが上がっています。 電停の先端からは線路が複線になるところが見えました。実は、もともと安野屋〜大学前は単線で、2012年に富山大橋が架け替えられた際に複線化されたのです。大学に行こう...
鉄道

電車が延びる話

地鉄電車の片翼のどん詰まり、大学前。ですが、この駅が途中駅になるという話があります。 ブツッと切れた線路。その先には線路が延びる余地など見出せなさそうですが、ここから富山大学の工学部前まで延伸するという計画があるのです。地鉄は費用は出さないものの延伸に前向き、言い出しっぺの大学は学生...
鉄道

大学に行こう

前記事でちらりと紹介した富山の路面電車。富山地鉄の路面電車は富山駅を中心に南富山、大学前の各方面に翼を広げるような形で路線を展開しています。今回はその翼の片側、大学前へ向かいます。 やってきた電車は7000形。地鉄の路面電車では最大勢力ですが、いわゆるチンチン電車であり、個人...
バス

富山のとあるバス

とあるお店で昼食を済ませ、富山駅に戻ろうとすると1本のバス停が目に留まりました。どこの路線かさっぱりわからないけれどとりあえず乗ってみよう。富山駅は経由するようだし。とバスを待ちます。 ほどなくしてバスがやってきました。いたって普通の塗装ですが、何か面白いこと起こりませんかね...
廃交通探索

神岡軌道笹津駅周辺

神岡軌道。廃線好きの方なら1度は聞いたことがあるだろう。神岡の鉱山から資材を運び出すために建設された鉄道で、戦後は地方鉄道として地域輸送にも一役買ったが、国鉄神岡線(三セク化されて神岡鉄道となり2007年に廃止)の開業に伴い廃止された。神岡軌道の遺構で一番知られているのは猪谷駅近くの橋梁跡(橋台)...
廃交通探索

富山地方鉄道笹津線の笹津駅周辺を探索してきました

言わずと知れた富山の一大私鉄、富山地方鉄道。数多くの路線を保有し廃線も多いなか、笹津線は1914年に富山軽便鉄道によって建設されたものの1933年にいったん廃止、1950〜52年に富山地方鉄道の手によって復活したものの、1975年に廃止されてしまったという複雑な経緯を持ちます。 (探...
鉄道

高山本線は串になれるか

笹津に宿泊した次の日、城端線に乗車するために高山本線に乗車してきました。富山〜越中八尾〜笹津は高山本線のなかでも市街地を走り、地域利用者も多いはずなのに、非電化でキハ120が1,2時間に一本走るという惨憺たる様なのが気になったからです。 ということでまずは笹津駅へ。なかなか新しい駅のように見...
鉄道

リトルダンサーとトランシスはどっちが優れてる?

路面電車王国といえば広島・長崎の両巨頭が真っ先に思い浮かびますが、トラムに詳しい方なら富山のことも思い出すはず。富山市の森市長のもと、廃止されるJR線をLRT化し見事に再生。その3年後には全国でも約30年ぶりとなる路面電車の新線建設を行い、市街地の復活を図ってきました。 北陸新幹線で富山に着...