東京メトロ東西線の日中ダイヤ案を妄想する

最近廃線探索ばかりしていて現役の鉄道のレポをしたいという欲がこみ上げてきています（笑）

そんなわけで今回は東京メトロ東西線に関する雑感をいろいろ書いていきます。

東西線は中野と西船橋を結ぶ東京メトロの路線です。
実は幕張から都心部へ向かうには、直接JRで行くよりも西船橋で東西線に乗り換えたほうが安く、さらにより中心部まで行けます。東京メトロは24時間パスを600円で発売していますから、都内で複数個所に向かうなら東西線利用のほうが圧倒的にお得です(南船橋での接続の悪さだけがネック)。
そんなわけで日中に東西線を利用することが多いのですが、乗っていていくつか思うところがあります。

<1>快速が全区間で快速運転を行わない

東西線の快速の停車駅は西船橋、浦安と東陽町〜中野の各駅で、大半の区間で各駅に停車します(それでも全線の約半分は快速運転を行うのですが…)。したがって、東京西部に向かうときなど時間がかかって仕方ありません。
とはいえ、これは仕方のないことでしょう。もともと地下鉄は都心部を走るためどの駅も利用客が多く、通過させると逆に批判をくらう場合があります(並行している都営新宿線などいい例ですね)。ただ、東西線は都心部だけでなく郊外区間を走るので、その区間は並行する京葉線や総武線のように快速運転を行おう、ということだと思われます。もっとも、個人的には東西線の都心区間は門前仲町〜中野と考えており、木場くらい通過してもいいのではないかと思っています。東陽町は山手線から見たらずいぶん東で、山手線内に向かう自分にとってはここから各駅停車になってしまうのか…と落胆するシーンでもあります（笑）

<2>快速の停車駅は適切なのか

東陽町以西は各駅停車でいいとして、以東の快速運転区間にも気になるところがあります。
現行のダイヤを見てみると、日中は東陽町以西5分間隔で、うち1/3が快速です。時刻表を見れば、快速・西船橋まで快速から逃げ切る各停(西船橋で快速に乗り換えられます)・葛西で快速に抜かれる各停、となっています。
葛西は沿線でも最も利用者の多い駅の1つで、 各停はこの駅を境に乗客がけっこう減ります。当然葛西で快速を待避する列車はその傾向が強く、6人掛けのシートでも空席が目立つようになります。しかし、葛西の次は浦安。快速に乗車していた南行徳〜原木中山利用者が一挙に各停に乗り込み、列車は賑わいを取り戻します。
こんな風に日中の東西線ではどの駅からも都心部へ行きやすいようなダイヤが組まれています。ただし、このダイヤには１つだけ欠点があります。それは南砂町〜葛西⇄西船橋〜東葉勝田台の高速輸送が叶わないことです。これを解消するには、快速を葛西に停め、同駅で緩急接続を行うことが必要です。この場合、快速は浦安を通過してしまったほうがいいように思います。浦安利用者は葛西で各停に乗り換えればさほど所要時間が延びずにすみますし、各停は快速発車後すぐに発車できます。

この構想のネックは葛西駅が新幹線型の待避駅で緩急接続ができないことにあります。ここさえどうにかなれば、先述のワンランク上のダイヤを実現できます。というか、もしも葛西駅が緩急接続可能な駅ならばほぼ間違いなく先述のダイヤになっていたでしょう。
改良がなされれば、葛西駅では朝ラッシュ時交互発着ができるようになるので、その意味でも葛西駅の改良は行ったほうが良いと思いますが(最低でも西葛西も出来ていないと効果半減ですが…)、駅前に建物が密集している以上おいそれとできることではありません。この辺りは後日また調査をしようかと思います。

いつも以上に願望だらけになってしまいましたが、最後に改善提案をまとめておきます。
・葛西駅を緩急接続できるように改修
・快速は木場、浦安を通過させ、葛西に停めては？
東西線といえば、中野駅の改良も考えたいところですが、それは別記事に譲ろうと思います。

クソ記事を長々と失礼いたしました。次は…どうにかします…。