新しいさるびあ丸のトリセツ

この夏、就航3年目の〈さるびあ丸〉が推進システムの不具合で速力を落としたため、東海汽船の各島航路(竹芝~大島・利島・新島・式根島・神津島)は変則的な運航を余儀なくされました。なかでも7月16日出航便は竹芝を出航後、大島すらすっ飛ばして神津島に直航するというぶっ飛んだダイヤ。気付いたら乗船予...

あかね散る前に

佐渡汽船の直江津~小木航路では、2008年以降、フェリーが1日1.5往復しか運航されず、曜日によってダイヤが変わる状態が続いていました。 この問題を解決すべく、北陸新幹線開業に合わせて導入されたのが高速カーフェリー〈あかね〉です。航海速力30ノットの快速で自動車航送可能なまま1日2往...

びっぐあーすと乗り遅れたバス

長崎と上五島を結ぶ航路はなんと3つも存在します。九州商船の長崎~奈良尾(~福江)と長崎~有川、そして五島産業汽船の長崎~鯛ノ浦です。今回は五島産業汽船の鯛ノ浦航路に乗ってきました。ちなみに、このほか野母商船が博多から、九州商船と崎戸商船が佐世保からの航路を運航しています この...

入れ替わってる!?

ドック代船として日本海航路でプレ?デビューを果たした〈はまゆう〉が、2年の時を経て僚船〈それいゆ〉とともに再び日本海に戻ってきました。 その理由はなんと東京九州フェリーの利用者が多すぎるから。旅客定員の少ない〈はまゆう〉〈それいゆ〉では、年末年始など多客期に連日満席と...

瀬戸内の声を聴け

2人を結ぶでおなじみのジャンボフェリーに乗船してきました。 今回乗船するのは〈こんぴら2〉。新造船〈あおい〉の就航に伴い引退が予定されています。 乗船したら真っ先に向かうべきは後部デッキです。青空が降り注ぐ甲板にトレーラーが所狭しと詰め込まれていきます。狭い甲板...

ダイセン!スイセン!

昨年、東京九州フェリー〈はまゆう〉がドック代船として新日本海フェリーに就航した模様をお届けしましたが、なんと今度は東京九州フェリーのドック代船に新日本海フェリー〈すいせん〉が充当されることに。これはもう乗るしかありません。足早に横須賀新港フェリーターミナルへ向かいました。 ...

レンタルバイクステイサービス🍊

大阪~東予を結ぶオレンジフェリーは、東予港がしまなみ海道に近いこともあって自転車利用者へのサービスが手厚くなっています。その最たる例が「マイバイクステイサービス」。事前に予約すると自転車を解体せずに室内まで持ち込めるというものです。 自転車を持ち合わせていない私は、ちょうど1...

フケスモトライナー

南海電車の小さな支線、多奈川線。終点の1つ前の深日港駅にやって来ました。名前の通り駅前には港があり、関西から淡路島や徳島への短絡ルートとなっていたようですが、現在ではいずれの航路も廃止されています。 …と言ったばかりなのですが、実は訪問時は定期航路復活へ向けた社会実験として淡...

スーパージェットシューズ

今回、呉というか広島にやってきたのは愛媛県の初上陸を船で果たすため。呉駅から連絡通路を歩いていくと、ゆめタウンの中を通りつつ10分くらいで呉中央桟橋ターミナルに着きました。真横が大和ミュージアムだったとは…びっくり。 てっぺんのドーム状のところは無料の展望台で、港や呉の街並みを俯瞰で...

ドライバーズルームに潜入してみた

中長距離フェリーでは往々にして、メインの顧客であるトラックドライバー向けにドライバーズルームという専用区画を設けています。当然ながら通常我々一般客は立ち入れませんが、神戸~(小豆島~)高松を結ぶジャンボフェリーでは夜便と深夜便に限り、このドライバーズルームの一部をシングル個室として一般客にも開放し...

このフェリーは人をダメにする

いよいよ本日、横須賀~北九州を約21時間で結ぶ東京九州フェリーが就航します。 そこで気になるのが、同じく東京と北九州を結ぶオーシャン東九フェリー。自販機形式のレストランなどシンプルな設備に加え、途中徳島に寄港し所要時間はおよそ34時間と勝ち目がないように見えますが、実は途中の徳島こそが最大の...

違和感だらけの乗船記・新日本海フェリー〈はまゆう〉(小樽→敦賀)

7月に就航を控える東京九州フェリー。その1番船として進水した〈はまゆう〉はトライアルも兼ねてか、3月~4月の間、新日本海フェリーの関西~北海道直航航路にドック代船で就航していました。 この新日本海フェリー関西~北海道直航航路は原則、〈はまなす〉〈あかしあ〉が小樽~舞鶴航路、〈すずらん...

Escape

名鉄海上観光船では、高速船だけでなくカーフェリーも運航しています。高速船は臨時便を出してもなおデッキにまで人が溢れかえっていたこともあり、帰りはカーフェリーに乗ってみることにしました。 日間賀島のカーフェリー乗り場は高速船とは全く別の場所にあります。とはいえ一周約5.5キロの...

鳥は青い空の涯を知らない

篠島をおおむね回り、港に戻ってきました。今度は日間賀島へ向かいます。 乗船券は河和のとは似ても似つかないタイプでした。日間賀島や師崎、伊良湖はどういうスタイルなんでしょうか。 イーグル3がやってきました。スタイリッシュでカッコいい船です。 右側に停まってい...

夏よ、急げ!

知多半島の先にぽつんと浮かぶ日間賀島・篠島。名古屋からいちばん近い離島として、人気のレジャースポットになっているようです。そんな両島を訪れるべく、河和にやってきました。 路線バスで半島先端の師崎まで出て、そこから船という手もあるのですが、今回は手っ取り早く河和から直接船で向か...

〈きたかみ〉の太平洋ワンデイクルーズ【その6】名古屋に到着!

通常は仙台~苫小牧の区間運用に従事する太平洋フェリー“きたかみ”ですが、他船のドックの都合で冬場に何度か名古屋まで足を延ばします。この貴重な仙台~名古屋の便に乗船してきました。 目覚めたのは8時過ぎだったでしょうか。レストラン...

〈きたかみ〉の太平洋ワンデイクルーズ【その5】きたかみの夜

通常は仙台~苫小牧の区間運用に従事する太平洋フェリー“きたかみ”ですが、他船のドックの都合で冬場に何度か名古屋まで足を延ばします。この貴重な仙台~名古屋の便に乗船してきました。 日が暮れしばらくすると、レストランのディナー営業が始...

〈きたかみ〉の太平洋ワンデイクルーズ【その4】太陽に横切られて

通常は仙台~苫小牧の区間運用に従事する太平洋フェリー“きたかみ”ですが、他船のドックの都合で冬場に何度か名古屋まで足を延ばします。この貴重な仙台~名古屋の便に乗船してきました。 目覚めると船は福島沖まで来ていました。 そんなわけで、デッ...

〈きたかみ〉の太平洋ワンデイクルーズ【その3】洋上のタピオカミルクティー

通常は仙台~苫小牧の区間運用に従事する太平洋フェリー“きたかみ”ですが、他船のドックの都合で冬場に何度か名古屋まで足を延ばします。この貴重な仙台~名古屋の便に乗船してきました。 デッキに出てくると、ちょうど最後の1台が乗り込むところでした。すぐにランプウ...

〈きたかみ〉の太平洋ワンデイクルーズ【その2】激レア!きたかみのランチ

通常は仙台~苫小牧の区間運用に従事する太平洋フェリー“きたかみ”ですが、他船のドックの都合で冬場に何度か名古屋まで足を延ばします。この貴重な仙台~名古屋の便に乗船してきました。 12時になりました。さっそく乗船します。 “きたかみ”ともいよいよご対面。他...