(探索日:2017/2/2)
前回、斜面を滑り降りて大きな蛇行を回避した我々。
半ば自殺行為を行ってまでとにかく谷を下りたかった理由の1つは、行きに滑り降りたナメ滝を上れる自信がなかったから。
そしてもう1つは、言うまでもなくこの軌道で二本だけ見つかっているレールのもう一本を探すことにあったのですが…
気付いたら出合に着いてました(笑)
ヨッキさんがレールを発見したのは5年も前のことですし、もう土砂の中に埋まってしまったのかもしれません。なにせ堰堤さえ見つけられませんでしたから…。
それにしても、ヨッキさんが5年前に探索されたときには出合は水没していたと記憶しているので、出合まで水に浸からずに来られたことは素直に喜ぶべきかもしれません。それを証拠に堆積している土砂はどこも波状の模様がついていますし。
本来ならばこのあたりで斜面を駆け上がりゴルフ場造成の跡地に向かわなければならないのですが、好奇心からちょっと先へ進んでみることにしました。日没との勝負はどこ行ったんだよ…
とは言ったもののさすがにやめときま〜す(笑)
この先は沢の蛇行がひときわ激しくなっており、隧道も疑われる地形でしたが、焦っていたため確認はせず。写真を振り返ってみると、何やら隧道がありそうな黒っぽいところがいくつかあるように見えます。いくら時間なかったからってなんで確認しなかったんだ…。普段は見られない光景かもしれないんだぞ…?
出合まで戻ってきて舌状の傾斜地を登ります。
今日何回もしている作業なので、足を攣っているはずの三島氏ですら颯爽と駆け上がり、先へ進んでしまいます。これだから合調隊は…。
尾根をテクテク歩いてゴルフ場造成跡地へ!
これがゴルフ場造成の跡地か。なんだか採土場みたいに山が禿げてるよ…。って…
あそこの重機なんか動いてね??
さっきからゴゴゴという音が鳴っていて怪しいとは思っていたのですが…。あんまり見つかりたくないな…。
尾根を越える切り通し。うーん、なんか現役っぽい。。。
バリバリ現役じゃねーか!!
いや…知ってたけどね…。ヨッキさんのレポートに「2016年現在、何やら再開発が行われているようだ」とあったので、何かしらの工事が行われているのはわかってました。じゃなきゃ時間がないときにこんなとこまで来ないですよ。だって…
コイツが待ってるから。
ゴルフ場造成の際に建設された全長150メートルの仮設道路橋。ゴルフ場建設中止から再開発が始まるまでは床板が撤去されていました。でも床板が敷かれたらただの橋。
ちなみに、渡橋中に前方から資材運搬用と思われるトラックが2台やってきました。関係者以外立ち入り禁止の看板を見かけていたので内心ビクビクしていましたが、意外にも軽く挨拶を交わしただけでスルー。まあうちらは出て行っただけで立ち入ってないからね。
お騒がせしました。もう2度と入りません。…たぶん。
ところで、探索前からずっと気になっていたゴルフ場造成跡地の再利用法ですが、どうやらメガソーラー施設っぽいです。ここ最近、日本各地でメガソーラー施設を建設するために山が切り崩されているなんて話をよく聞きますが、すでに開拓された地なら多少理解できる話かな、と思います。とはいえ普通に自然に還ってほしいのですが…。
橋を渡りきるとすぐに公道に出ました。これでようやく大手を振って歩けます。
道を下っていくと、笹川湖畔の公園が見えてきました。ダムの水位が低そうだったので水没隧道が見えないか確認してみましたが、よくわからず。せめて写真の一枚でも撮っていれば良かったのですが…(帰りのバスまで30分ほどしかなく、かなり焦っていました)。
這々の体で物産館に到着。駐車場に出店があったので、今川焼きを購入して探索終了です。(閉店間際だったので1個オマケしてくれました。ありがとうございます!)
ちなみに、探索後三島氏はインフルエンザに罹ったとか…。
探索する際は体調を万全にしてお臨みください。
コメント
森林鉄道跡なんですがこれもじゃないかな?と思いました。
山中なのにやたら幅広く水平が出ている道がいくつかのエリアにあるんですよね。
清澄や鴨川清掃センター→君津香木原ゴルフ場に繋がる廃道です。
ブログに写真を掲載してあります