新日本海最速伝説

新日本海フェリーの舞鶴~小樽航路に就航する〈はまなす〉〈あかしあ〉は、片道1061㎞にも及ぶ航路をたった2隻でデイリー運航すべく、航海速力30.5ノットという長距離フェリー界トップの快足を誇ります。

そんな最速の長距離フェリーも就航から20年以上経ち、新造船に置き換えられるとのことで、退役前に乗船してきました。


舞鶴港を利用するのは〈それいゆ〉乗船以来。今度こそなんば発の高速バスに乗ろうと思っていたのですが、前日に予約しようとしたらまたも満席で東舞鶴から歩く羽目になりました…。前日昼時点で満席になるのは都市間高速バスとしてどうなん?とは思ったり

ボーディングブリッジは客室と直接繋がっておらず、入口まで少々デッキを歩きます。今から乗船するんだ…!という気分が高まってきていいですねこれ。

お部屋はステート洋室をチョイス。トイレがついていないのは難点ですが、アウトサイドに廉価な2人個室があるのはソロ利用的に助かります。


おかげで部屋から朝日を拝めました。すでに陸地からは遠く離れており、電波も届かないので当然二度寝を決め込みます。

再び目覚めると、ちょうど朝一番の放送が入りました。とりあえずレストランを覗きに行ってみたところ、なんと満席で入口の前に列ができています。自衛隊の一団が乗っているようだったので、その影響でしょうか。

カレーを食べるつもりだしカフェのオープンを待てばいいやと一旦部屋に戻りましたが、結局空腹に耐えきれず閉店近くにレストランへ。さすがにもう席は空いていて、すんなり食事にありつけました。

食後にフォワードサロンでまったり過ごしていると、右手前方に白い影が見えてきました。僚船〈あかしあ〉です。

ひたすら大海原を突っ切る本航路にとって反航は一大イベント。最後尾の展望デッキへ向かうと乗客が詰めかけていました。

最高の船旅日和ですね
目標物がないので少々わかりづらいですが、この速さカーフェリーとは思えません

昼ごはんは14時からカフェでメロンパンの販売があるとのことで、そちらを待つことにしました。

部屋でごろごろしていて出遅れましたが、数はそれなりにあるようで無事ゲット。プレーンとチョコチップ入りの2種類がありました。太平洋フェリーや阪九フェリーのものと比べて特別感はない気がします。

ようやく陸地がはっきりと見えるようになりました。いつの間にかすっかり曇り空です。

また部屋でごろごろしていると夕食の時間になったのでレストランへ。昼食と夕食についてはオープン前に団体向けの営業があり、開店直後でもすんなり入れました。

〈はまなす〉のレストランも他航路同様、テーブルのタッチパネルから注文するスタイルになっています。お会計はテーブルのバーコードをレジに読み込ませてセルフ決済です。

フェアメニューの釧路名物エスカロップをいただきました。釧路は2019年に一度泊まったっきり。それも夜遅くに着いて翌朝すぐ発ってしまったので、もはや訪れていないも同然です。行きたい…

食べ終わるころにはすっかり闇夜に。

20時を回ったところで下船の案内が流れ、個室利用者は部屋の鍵を回収するため自室に戻るよう促されました。もう終わりですか…。

そういえば小樽に入港するのはこれが初めてです

小樽港といえばこの長い長いボーディングブリッジ。動く歩道が整備されているとはいえフェリー2隻ぶんもの距離があるため、〈はまなす〉への名残惜しさも相まって下船だけでドッと疲れが来てしまいました。


右舷プロムナードの先にグリル/カフェ/展望デッキ、左舷後方には大浴場とレストランが並ぶといった感じで主だった設備は中層階後方にまとまっていて、3階層あるにもかかわらずコンパクトな動線になっているのが印象的な船でした。

大海原を突っ切る航路のためイベントに欠ける感じはあるものの、だからこそ何もしないを存分にできます。新造船〈けやき〉〈はまなす〉も楽しみです。就航記念の冬グリル気になる

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