京葉臨海鉄道食品北線支線

前記事公開後、こんな情報をいただいたので再訪してきました。

…と、その前にいい匂いに負けてこちらへ…。(A地点)
こちらのデイリーヤマザキでは近くに工場があることを活かし、焼きたてパンの販売を行っています。

選んだのは王道をゆくメロンパン。焼きたてということでとてもフワフワでした。

それにしてもいい眺めです

さて本題へ。パン屋さん()を背にして左手に進んでいくと、道の右側に不自然なスペースが現れます(B地点)。コメントにあった未知の支線はそのさらに右にそれていくとのことなのですが…。

あ…

これはもう間違いないでしょう。ここには鉄路(の計画?)があった!

フェンスの向こう側は公園になっていたので入口(C地点)まで迂回します。

入口すぐの駐車場を抜けたあたりが路盤のはずですが…

不自然にカーブした通路のようなものを発見しました。植え込みのところはいかにも路盤っぽいです。(D地点)

うひょぉ!

植え込みの先には見事な左カーブを見せる通路(?)が待っていました。廃線(または未成線)であることを意識しながら路盤上を歩ける、京葉臨海鉄道随一の名スポットかもしれません。

先ほど見たフェンスが出てきたところで引き返します。(E地点)

引き返す際、左手に円形の構造物があるのを発見しました。未知の支線と食品北線の間という位置からして転車台の遺構ではないかと心躍らせましたが、よく見るとすぐそばにも同じものが。転車台を何個も設置するはずはないので、公園が設置したオブジェか何かと見ていいでしょう。

D地点から今度は終点方向に向かって進みます。

さっそくご遺構が…

植樹されていて不明瞭ですが、カーブが続いているように思われます。

公園を出て、カーブの終着点であるF地点へ。
ここまでの沿線はすべて公園なので、路線がここで終わっているはずはないのですが、ここから先の遺構は望めそうにありません。おそらくはカーブに引き続くような形で道路の反対側に渡り、道路沿いに北上していったものと思われます。

既知の食品北線を緑、今回探索した未知の支線を赤で描き入れてみました。この未知の支線なのですが、京葉臨海鉄道路線略図(こちらのサイトを参照ください)にも記載があることから計画および用地確保までは行われたものと思います。ただし、カーブ以降に痕跡を発見できないこと、当時の航空写真で線路があるように見えないことから着工にまでは至らなかったのだろうと考えています。

最後に、今回情報提供してくださったマンボウ(@manbou_awa)さんに心より感謝申し上げます。

コメント

  1. マンボウ より:

    おお、こんなに廃線跡がきれいにあるんですね。
    長年の疑問が解消されて大変嬉しいです。

    私の情報より京葉臨海鉄道路線略図を読むことができた
    管理人様の功績が大きいと思っております。
    これからも活躍を期待しております。

    • ばか者 より:

      京葉臨海鉄道路線略図は三島氏が発見してきたものなので私はこれっぽっちも…汗

      今回は新港運動公園内のみの探索でしたが、無論未知の支線はもっと先に続いていたはずですので、どこまで行っていたのか解明できればと思っています。

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