HELLO CYCLINGが値上がりします!

こちらの記事の情報は執筆当時(2019年10月末)のものです。最新の料金体系は公式アプリや以下のお知らせページ等をご覧ください。

HELLO CYCLINGは、10月1日の消費税増税にともない11月1日より料金体系を変更することを発表しました。料金体系見直しの話は9月中に聞いていたものの10月になっても変わらなかったので安心していたのですが…。ひとまず詳しく見てみましょう。

お知らせ | HELLO CYCLING -どこでも借りられて好きな場所で返せる自転車シェア
電動自転車のシェアサイクリングサービスは、いつどもどこでも気軽に使えるHELLO CYCLINGのお知らせです。

ざっくりいうと15分単位の料金が10円上がり24時間の上限が12時間ごとに短縮されたようです。ただ、HELLO CYCLINGの厄介なところは加盟事業者がそれぞれ料金を決められる点。エリアが違えば料金設定も全く異なります。

※追記:静岡県(藤枝市を除く)は結局のところ15分100円となっているようです。

ということで、現行と11月からの料金体系をまとめてみたのが上の表。赤くなっているところは値上げされた箇所です(上限24時間→12時間も値上げとカウント)。
こう見るとほとんどの地点で値上がりしている一方、川越や松本などでは値上がりしていないことがわかります。川越と小豆島の値段が据え置きなのはHELLO CARDの影響でしょうか。

上限が24時間から12時間に短縮されたことで、丸一日借りる場合は倍額かかることになります。ただ、12時間というと朝から晩までで、実際のところそんなに長いあいだ借りっぱなしの方はいないでしょう。私も12時間以上利用したことはまだありません。
そう考えると12時間ごとの値段を現行の24時間当たりの料金の半額に設定している茨城県筑西市や長野県安曇野エリアは実質的な値下げと捉えることもできます。特に安曇野は松本市内の自転車との差額が非常に大きかったため、今回の改定でいくぶん利用しやすくなるでしょう。

また、せっかくなのでHELLO CYCLINGの永遠のライバル?ドコモ・バイクシェアと料金を比較してみました。安い方に黄色をつけてみましたが、現行料金では3~4時間帯に3か所負けるところがあるだけな一方、新料金では45分~1時間で早くも敗れ、1時間45分~4時間のあいだずっとドコモより高くなってしまうことがわかります。HELLO CYCLINGとドコモ・バイクシェアが全面的に被っているのは大阪と沖縄くらいですが、それらの地域では今後苦戦していくこともありうるでしょう(沖縄は15分80円なので45分以降負けっぱなしです)。
なお、HELLO CYCLINGでは12時間を超えるとふたたび15分ごとの課金が開始され、15時間程度で2000円に到達しますが、その頃にはドコモは相手にならないくらい高額になっています。ただし、1日パスは税込1650円なので14時間を超えたあたりからはドコモの1日パスが有利です。


消費増税に便乗して大きな改訂を打ってきたHELLO CYCLING。この判断が吉と出るか凶と出るか注視していきたいところです。

ちなみに、お知らせの最後に「※隣接するエリアから自転車が乗り入れますので、料金設定の異なる自転車が混在する可能性もございます。あらかじめアプリから自転車の利用料金をご確認ください。 」とあるように、自転車の料金は車両ごとに決まっており、他エリアから来た車両は他エリアの料金が適用されます。ただだからといって安いエリアから自転車を拉致しようなんて考えちゃダメですよ?
特に、栃木県の車両を拉致するのは絶対にやめてください。小山市・野木町エリアは小山市役所が運営しているのですが、野木町に行った車両さえいちいち市職員が市内のポートに戻しているのだとか。3月に千葉まで持ってきたときはわざわざ千葉に回収に来たようですし、趣味人として、そしていち利用者として迷惑はかけられません。自分自身まあまあ迷惑かけてそうな気もしますが…汗

コメント

  1. 匿名の人 より:

    高松民ですが久々にハロサイ使ったら12時間1500円に再値上げしてましたね
    増税直後は12H/¥1000だったのでしょうか、一応ご報告がてらに

    高松上陸直後に24時間1000円のキャンペーン価格?だった時代が懐かしい……

    • ばか者 より:

      そうでしたか…。
      瀬戸芸2019にあわせ臨時価格と称して小豆島と同額に値上げしてましたから、てっきり消費増税を機に元の水準に戻すものと思っていたのですが、まさか12時間以上は小豆島よりも高くなってしまうとは…。寂しいですね。

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