5年目を迎えて

当サイトは本日、旧ブログ「スタフ」から数えて5年目に突入しました。記事数も500に到達し、以前掲げた「ふとしたときに30分ぐらい読みふけっていられる」サイトになったんじゃないかなと思っています。え、2記事足りないって?おせんころがし探索一次2編が旧ブログに残ってるんですよ…()

今回はこれまでの振り返りと今後の展望をつらつらと書いていきます。なお、人の心は常に変わっていくものですので、矛盾してるじゃないか!ってツッコミはお受けしません()


4年間執筆してきて

とりあえずはよくもまあこんだけ書き続けてきたな、と。2-3本しか書かなかった月もありましたが、わりと途切れることなく更新を続けてきたのは事実と見ていいでしょう。

こうやって書き続けている間に、個人的にいいなと思っていたサイトが更新を休止してしまったり消えてしまったり。中には私のより後に開設されたブログが更新されなくなってしまって、私自身はさほど苦せずここまで書いてきたつもりですが、ブログの継続的な執筆って案外難しいものなのかなとも思います(願わくは各サイト更新再開を…)。

また、今日に向けて旧ブログ時代に執筆した記事を移植するという作業を行ってきました。昔の記事は今じゃ絶対にやらないような口ぶりやお粗末な内容ばかりで、移植せず葬り去ってしまいたい…と思うことも多々ありましたが、先述のおせん一次探索を除いてすべて新サイトに移しています。他の方のサイトが移転する際に好きだった記事が消えてしまったのを何度か見てきて、拙い記事でも誰かにとっては大切な記事かもしれないと思ったのです。だいたい4年前の記事がもう黒歴史になっているのですから、今書いているのだっていつかは(この記事に至ってはすでに?)黒歴史と化してしまうでしょう。

当サイトの目指すところ

4年前「スタフ」を開設したときのコンセプトは「各地で乗った鉄道への雑感を書き連ねる」でした。『鉄道ジャーナル』のタブレットに載っているような、ここをこうしたらいいのにという提案をしていきたかったわけです。

しかし、私は交通機関、特に設備面に関する知識がまるでない。新路線を構想するにしたってどれほどの費用が必要なのか皆目見当もつきません。さらには各地の状況や事業者の事情なども把握していませんから、どんなに頭をひねって改善案を出したところで、それは「ぼくのかんがえたさいきょうのでんしゃ」にしかならないのです。

結局のところ、いちオタクがこんな小サイトであーだこーだ言ったところで物事の流れに影響を与えることはまずありませんし、事業者に上から目線で物申すことはやめました。


じゃあ、いま私は何のために記事を書いているのか。それは「今ある各種公共交通機関の存在を知らしめること」です。

自分がこれはいいと思ったものを誰かに知ってほしい。もしそれが廃止されてしまっても、それが存在していた証明を残しておきたい。

人口減少や経済停滞に加えこのコロナ禍で各地の交通機関は苦境も苦境に立たされていることでしょう。今ある路線がいつ何時消えてしまうかわかったものじゃありません。つい先ほども内海フェリーの運航休止が発表されたところですし。

特異なネタは他所でも取り上げられているでしょうが、当たり前のようにあるものにスポットライトが当たることはなかなかありません。自分自身特異なネタに興味がいってそちらを優先してしまうことが多いですが、ありふれたものにこそ記録する価値があると思います。

ですから当サイトは基本的になんでも取り上げます。鉄道の記事も書けばシェアサイクルの記事も書きますし、1日1本のバスを紹介したと思えば幹線系統の記事も掲載します。
とにかく自分が利用したあらゆる交通機関(時にはそれ以外も)を紹介して、誰かしらの心に刺さればいいなと思っています。

今後やりたいこと

まずはとにかく各地へ出向きたいです。趣味対象を広げすぎたおかげで訪問したいものリストが溜まる一方でして…汗
移動自体に問題はないとお墨付きも出たことですし、一般の方が近場に集まっている間に遠方へ飛び回っておきたいです(そして近場の課題回収が遅れるという)。

一方で地元のネタについても継続して取り上げていかねばなと思います。バス路線の事情とかやはり他所の方には把握しづらいところがあるでしょうし…。講師気取りになりそうなのが気がかりですが路線概説みたいな記事もあったほうがいいのだろうかなんて考えています。

それからこれは鉄道記事に顕著ですが、最近乗降観察に囚われすぎて設備面の観察がおろそかになっている感じがします。初心に戻るじゃないですけれど、各路線との接続だったり各種案内だったり利用者数以外の面について改めて目を向けなければいけないなと思います。


ひと通りまとめたところであとは適当に。

コメント

旧ブログでも当サイトでも各記事にコメント欄を設けており、時々コメントをいただきます。正直なところコメントが来るのはめちゃくちゃ嬉しいです。先述の通り自分の推しを誰かに伝えたくて記事を書いているので、コメントが来ると、コメントしてくださった方に存在を知ってもらえたんだないしは共感してもらえたんだとはっきりわかって励みになります。

ただ頂いたコメントの半分くらいには返信できていません。どう返していいものか悩んだ挙句答えを出せていないのです。決して無視しているわけではないので、是非これからもコメントくださいませ。

シェアサイクル

サークルメンバーにも誤解されるのですが、私は決して自転車やサイクリング自体に強い興味を持っているわけではありません。公共交通機関のひとつとしてシェアサイクルを趣味対象としているだけです。シェアサイクルの定義を「(別途料金を徴収されることなく)借りたところと違う地点で返却できる自転車レンタルサービス」としている理由はそこにあります。いささか強引な定義と思われるかもしれませんが、シェアサイクルがコミュニティサイクルから派生した概念であると考えればそれほど筋道から離れていないでしょう。

シェアサイクルは趣味的に面白い存在でもありますが、なにより交通手段として便利です。にもかかわらずいまいち浸透していないのは新興サービスであることはもちろん、各社サービスが異なっていてわかりづらいのも大きいと思います。ラック数を超えて返却できたりできなかったり、あるいは1アカウントで複数台借りられたり借りられなかったり。
なおかつ各社の営業エリアはおおむね分かれているので、他所のサービスを語ろうとすると自分とこのサービスを基準に考えてしまって容易に勘違いを引き起こしてしまう。私もまだまだ勉強中の身ではありますが、シェアサイクル比較と銘打った記事で間違いや内容の不足がないものは未だ見覚えありません。

ですから、微力ながら当サイトその他の活動で各社のサービス・特徴をきちんと伝えていきたいと思っています。シェアサイクル名鑑は完全に放置状態ですけれど…。

ちなみに、むかーしの記事の写真に見切れてたことがあると思いますが、自家用自転車として5LINKSを所有してます。折り畳み自転車なことを活かして輪行旅とかやってみたいんですが、いまいち使い勝手がよくなくて放置中という…。ってかシェアサイクルが便利すぎる

アイドル

「スタフ」最初の記事でも「オモニバス」に移転してきたときの記事でも触れていますし、ことあるごとに曲名をもじったタイトルをつけているので気付いてる方は気付いてると思いますが、私はアイドルにも強い関心を持っています。AKBを皮切りにSKE、NMB、HKT、欅坂、乃木坂、吉本坂、日向坂、STUといった感じでひと通り。交通機関同様、延々推し増しを続けています。いわゆるDDってやつでしょうか。DDは推してるとは言えないなんて考えの方もいるみたいですが、鉄道とバスそれぞれに良さがあるように各グループ・各メンバー魅力がありますから、それを知らない人にも伝えていきたいというのは不思議な話じゃないと思います。
ともあれ今後も何かの折にアイドル関連のネタを仕込んでいくでしょうから、見つけた際にはあぁこいつやってんなと思ってください。

夢見ることはいけませんか?

先ほど物申すことはやめたと述べました。ですが、夢も見なくなったわけではありません。自分の思い描いた理想像を押し付けて、実現しろとかなんで実現しないんだとか騒ぎ立てるのがマズいのであって、夢を見ること自体は基本的に問題ないでしょう。

私も一時は事業者側の都合を邪推して、夢は叶わないものだ、考えたってしょうがないと思っていました。でもそうやっていて目の当たりにしたのは、叶う夢もたまにはあるということです。身近な例で言えばイオンモールのバス専用道なんかがありますし、近江鉄道の存続なんかもその類でしょう。
それどころか、事実は小説よりも奇なりというのか、思ってもみなかったことが実現したりするのです。ロイヤルエクスプレスが機関車にけん引されて北海道で運行されるなど数年前に誰が予見できたでしょうか。

もちろん叶わない夢もたくさんあります。日高線だって門別までの復活すらなりませんでしたし、阪九フェリー泉大津航路の増便は断念されてしまいました。でも、だからといって叶う夢があるかもしれないのに夢を見ないのはもったいないと思います。というか言葉を選ばずに言えば、事情通ぶって悲観しておいて現実がいい方に転んだとしたら、それはいつでも夢見るバカよりイタい。
ローカル線が災害に遭ったらすぐに廃線だなとか言い出す鉄道ファン。復旧させる可能性だってあるのにさっさと悲観してしまう必要はあるのでしょうか。もし本当に廃止されてしまうとしても、未来の悲しみは後で泣けばいいのです。

いつでも馬鹿げた夢を見て、もしひとつでも叶えば大喜びする。そんな風に過ごしていきたいなと思っています。


いい感じにまとまりがなくなってきたところで、5年目もよろしくお願いいたします。

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