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長崎の最も有名な観光地の一つである出島。長崎電気軌道の出島電停からすぐです。
しかし、出島電停があるのは出島現役当時の海上。オランダ船のアプローチルートであって、日本側のルートではありません。そこで、当時のように中央橋方面から中島川を渡って出島へアクセスするために、出島表門橋が建設されました。
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一見すると普通の橋に見える出島表門橋ですが、横から見るとその特異性が際立ちます。
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…なにこの形状。
実はこの出島表門橋、出島が国指定史跡であるために出島側に橋の基礎を作ることができませんでした。そこで、ベルギーの橋梁技術者ローラン・ネイ氏設計のもと、中央橋側の岸だけで橋全体を支えるような構造としたのです。
橋の幅が江戸期の橋と変わらないというポイントが注目されがちですが、こういった工夫も気にしてみるとただの橋がより面白く見えてきます。
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東側のゲートから出て築町電停へ。こちらは明治期のアプローチルートだそうです。
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5系統石橋行きに乗ると、大浦海岸通りから単線となり道路沿いを走るようになります。
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車止めのように置かれるバス停。万が一路面電車がオーバーランしようものなら待ち客の命はありません。
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この石橋電停の名前の由来となったのが大浦橋。
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今でもこの下でひっそりと道路を支えています。
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石橋電停からすこし歩くと山肌に大規模な構造物が見えてきます。
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正体はグラバースカイロードという斜行エレベーター。
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矢印が上下になっていないのが斜行エレベーターらしくて好印象です。
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最上階まで上がると長崎の中心市街を一望できます。
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通常タイプのエレベーターでもう一段上がるとグラバー園の裏口に着きます。坂道はキツくて嫌だという方はこのグラバースカイロードを使って裏口へアプローチしてみるといいでしょう。
かくいう私はわきの道を下ってみることに。
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大浦天主堂のレンガ壁がなんと斜めに積まれていました。横に積んで段々にしていくのは美的に許せなかったんでしょうか…?
鎖国時の窓口、原爆投下地、という印象が強い長崎ですが、こんなところに目を向けてみるのも面白いと思います。
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