1号線に未来はあるか【その11】もうひとつの可能性

ずいぶん前のことですが、Twitterにこんな画像を載せたことがあります。(旧アカウントで現在は削除されてしまった上に元データも紛失してしまっため、改めて同様の画像を製作しています)

青葉病院どまりとしていた千葉都市モノレール延伸の私案を青葉の森スポーツプラザ近くまで延ばし、公園の駐車場でP&Rをしようとしたものでした。ちょうど付近に京葉道路の松ヶ丘ICがあり、内房・外房から千葉へ向かう需要を取り込めないかと思ったのです。
幸いにも千葉都市モノレールの千葉駅はセンシティの頭上でそごうと直結していますし、葭川公園駅は旧市街すぐそばで、なんのかんの言って立地は悪くありません。

しかしながら市街へ向かう大網街道の渋滞は動けないほどではない(むしろ高速の出入口付近のほうが詰まっています)ので、P&Rを実施したところでクルマから転移が見込まれるか大いに疑問が残ります。行ってみると青葉の森公園の駐車場もわりあい埋まり気味だったので、早々にこの案は取り下げ青葉病院どまり案に戻しました。

とはいえ青葉の森といえば高校野球をはじめとして様々な学生スポーツが行われており、試合のたびに選手や応援陣の輸送が必要となります。この輸送にモノレールが一役買えないでしょうか?
現状スポーツプラザへのバス路線は千葉〜鎌取を結ぶ千葉リハビリ線(千葉中央バス)と千葉〜蘇我を結ぶ松ヶ丘線(千葉中央バス・小湊鐵道)だけで、後者は本数がありませんから実質千葉か鎌取からしかアクセスできません。近所の小学校では陸上競技大会の応援に向かうため蘇我駅から生徒を歩かせたと言いますこのような事態を招いたのは蘇我からのバスの本数が少ないこともありますが、そもそもバス路線の存在自体が認知されていないという可能性も十分考えられます。それに比べれてモノレールは存在を示すことが容易ですし、市立学校ですともしかしたら積極的に使うようお達しがあるかもしれません。

千葉大学病院までが需要の中心であるのに、少々利用者がいるということで青葉病院まで延ばすのであれば、もう少しばかり足を伸ばしてもいいのではないでしょうか。

その他の記事はこちらから

コメント

  1. 空想委員 より:

    この記事を見て蘇我駅と青葉の森公園の位置関係を地図で確認した私、思い出したのは小学校1年のときの遠足でした。「乗り換えに失敗するリスクを避けるため(乗り換え駅で誰かがいなくなっちゃわないように)」地下鉄1駅分+α(バス停4つ分)歩かされたんですよね……下に地下鉄が走っている道を。

    このように小学校という組織は、子どもを歩かせることへ忌避感はさっぱり存在しないんですね。この案の場合は駅が目的地(スポーツプラザ)に直結しているようですから小学校も利用してくれそうではありますが、そんなことを思い出してしまった次第です。

    • ばか者 より:

      自分自身、道案内の時は特にわかりやすいルートを優先的に紹介しがちなので身にしみます。知り合いを福岡のとあるホテルへ案内するときも、バスは複雑で難しいからと最寄駅から20分ほど歩くことを勧めていました(結局知り合いはバス利用で無事到着できたので良かったのですが)。
      鉄道駅は特に案内表示がしっかりとしていますが、これを公共交通全般にしっかりと浸透させ、初見の方でも気軽に利用できるようにしなければと思います。もっとも、小学校の先生方にハナから利用する気がないなら仕方ないですけれども…。

タイトルとURLをコピーしました