三番目の空港

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2010年に首都圏三番目の空港として開港した茨城空港。調布飛行場?知らない子ですね…。そのアクセスとして石岡駅から路線バスが運行されています。メタリックな塗装に航空機の面影を感じますが、これは鹿島鉄道代替バス「かしてつバス」用の塗装。決して茨城空港行き専用というわけではありません。

09:41:05 石岡駅発。6人乗車。
発車するやいなやバス専用道に入っていきます。これは鹿島鉄道の廃線敷きを活用したもので茨城空港開港と同時期に供用開始されています。専用道の目的の第一には定時性の確保が挙げられていますし、もしかすると空港開港がバス専用道整備の契機になったのかもしれません。

09:42:11 石岡一高下通過。
09:43:04 兵崎南通過。
09:43:36 南台一丁目通過。

09:44:28 石岡南台駅着。1人乗車。なんと現役当時のホームがそのまま残っていました!もっとも、高さからしてホームを乗降に使うことはできないので、乗客はホームと専用道のわずかな隙間で乗降しなければなりません。初めて残存ホームを邪魔な存在に思いました。
09:45:29 大津南三丁目通過。
09:46:02 南台三丁目通過。

こちらはホームを切り取って乗降スペースを設けたようです。
黒基調の待合スペースは新しさを感じます。車両のメタリックな塗装といい生まれ変わったことをアピールしたいようです。

09:47:08 東田中駅着。2人下車。
09:48:21 石岡玉里通過。
09:49:33 玉里駅通過。

通行止標識に「バス乗降者を除く ここから20m」とあるのがバス専用道らしくて好感を持てます。

09:50:22 玉里工業団地西口通過。
09:51:15 新高浜駅着。1人下車。
09:52:16 玉里工業団地東口通過。

通過したところで石岡駅行きのバスとすれ違いました。道中100-200メートルおきに交換所が設置されており、鉄道時代よりダイヤの融通がききやすくなっているようです。
09:54:30 新木ノ内着。1人下車。
09:55:30 四箇村駅通過。

ここでバス専用道を出て一般道に入ります。
09:56:49 玉里北小学校前通過。
09:57:45 玉里辻通過。
09:59:01 田木谷通過。

09:59:48 小川駅着。1人下車。
鹿島鉄道時代の駅配置を見てもここまでが石岡近郊の利用者が多い区間であることは明白で(小川駅以西はわずか7.1キロの区間に7駅も存在するのに、以東は駅間平均2キロあります)、日中の約半数の便はここで折り返し。我がバスも鹿島鉄道のルートから離れ、茨城空港へと進路をとります。
10:01:24 小川駅発。

10:02:44 小川橋向通過。
10:04:16 小川中央通過。

ただでさえ狭隘なのになんと工事中。軒先をかすめて進みます。
10:05:22 小川上宿通過。
10:06:17 小川二本松通過。
10:06:44 小美玉市医療センター前通過。
10:08:11 野田坂上通過。
10:09:02 野田通過。
10:10:51 野田東通過。
10:11:45 川戸橋通過。
10:12:37 川戸東通過。
10:13:09 山野通過。
10:14:05 そらの駅そ・ら・ら通過。

10:16:03 茨城空港着。2人下車。


気仙沼線・大船渡線のBRT区間でも述べたような気がしますが、私はどうもバス専用道というのが好きになれません。あちらこちらに交換スペースを設けているために鉄道と比べて幅を必要とする(ように見える?)のです。鉄道現役時代の交換駅のみでは増発が難しくなってしまいますが、せっかく定時性の向上を謳っているならある程度しっかりとしたダイヤを組んでバス停で交換、というスタイルにしてもいいのではないでしょうか。また、どうも乗っていてノロく感じます。アデレードのガイドウェイバスのように時速100キロ出せとは言いませんが、せっかく専用道であるならばもう少し高速化できないものかと思います。
もっとも、空港アクセスバスがこういった形で定時性を確保できたのは理想的な状態です。鹿島鉄道の廃止は残念でしたが、新しい住民の足としてさらなる発展を遂げてくれたら廃止も無駄ではなかったでしょう。

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運行:関鉄グリーンバス
区間:石岡駅~小川駅~茨城空港
本数:毎時2本程度(うち半数程度は小川駅どまり)
※情報は2018年5月乗車当時のものです※

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