これまで千葉食品コンビナートの専用線として食品南線と食品北線の2路線を紹介してきましたが、実は京葉臨海鉄道はこの2路線以外にも食品コンビナート内で路線を計画していました。名称としてはおそらく新港線と呼ばれるもので、千葉貨物ターミナルの北端から分岐し新港クリーンエネルギーセンターの方へ向かう路線です。
起点を探し、美浜ニューポートリゾート(千葉貨物ターミナル駅跡地を再開発したショッピングモール)周辺をぶらぶらします。付近にはちばシティバスの車庫が存在するため、頻繁にバスを見かけます。
なんかカーブしてる!!
念のため反対側に回り込んでみると…
うおお…残ってる…
やはりというか、千葉貨物ターミナルからの分岐部分がくっきりと残っていました。パッと見て軌道跡と判別でき、それでいて単調でない。私が一番感動するタイプの廃線です。
道路との交差面もクッキリ。隣の河内屋の壁が折れているところにも萌えます。
そしてその先には…
なんだこの美しい線形…。
自動車販売店の駐車場にずけずけと入っていくわけにはいかないので一旦迂回。駐車場の裏側に出てきました。
ここでも軌道跡はその存在感を十分に発揮していました。
もう一本先の通りでも軌道跡は駐車場となっていました。さらに…
怒涛の駐車場攻撃
京葉臨海鉄道所有であることを期待しましたが、残念ながら千葉市住宅供給公社のものでした。通り抜け禁止となっていたのでこちらも迂回します。
駐車場の先は食品北線同様緑地帯が続きます。
火力発電所の高い塔が見えてきました。
緑地帯もここで終わりです。
食品北線、食品南線とちがってこちらは未成線で終わったはずですが、先の2路線より痕跡が多い気がします。これは一体どういうことなのか…。
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