変則的な運転系統

長崎電気軌道の公会堂前電停では2015年10月、2016年6月と連続して事故が発生しました。このため、事故の発生した公会堂前電停付近では特殊な系統での運転が行われています。

桜町電停の先で路面電車は道路をくぐります。

桜町電停で下車し、反対側のホームを見るとコーンで封鎖されていました。事故の影響で長崎駅前〜桜町〜公会堂前は公会堂前方面のみ運転となっているのです。

…と思ったら謎の表示を発見。

ふむふむ…朝夕ラッシュのみ運転されるのか。

ってどういうこと⁉︎

というわけで事故現場の公会堂前電停へ。

この分岐を見てすっかり納得しました。
本来、3系統の長崎駅前方面行き電車はこの左側のカーブを右折して電停に入ってきます。が、この右カーブこそ2度事故を起こした(というか2007年にも同様の事故があったらしいですが…)張本人。さすがにこれは使えないということで、3系統の長崎駅前方面行き電車はこの奥の線路を直進し出島の方を迂回して進みます(誤乗防止のため2系統と案内されています)。
が、それでは桜町電停の利用者は公会堂前方面しか電車がなく不便です。そこで、朝夕ラッシュ時のみ右側のカーブから電車を回送してきて長崎駅前方面の電車を運転するのです。

わかりやすさと利便性を両立させた長崎電気軌道はさすがですね。時間の都合上、実際に乗ることは叶わなかったのがなんとも惜しいです。

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